ふにゃふにゃフィロソフィー

真の父親とは、男とは何かを考えるブログです。

barにひとり-TAKE6-

bar 「時の扉」。

日頃の喧噪を忘れ、
ひとりで飲むには居心地の良い場所。

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いつものようにひとりで飲んでいると、
やけににぎやかな男ふたりが。

酔った勢いもあり話かけてみた。

ちなみに、男達は名乗らなかった為、
仮に「(HAGE)」「Aスカ」としておく。

-こんばんは。

Aスカ:こんばんは。まぁ、とりあえずコレ飲もう。

-いきなり何を勧めてくるんですか?

Aスカ:カクテルだよ「SAY YES」っていう。強いんだコレが。

-強いの苦手なんですよ。

Aスカ:勧められたら「no no darlin'」とは言えないカクテルなんだよ。

-それ言われちゃったら・・・怖いなぁ。

(HAGE):「僕は死にましぇん!」って言えば大丈夫だよ。

-いやいやいや!
 意味ないですってそれ。
 おふたりで呑んだらいいじゃないですか。

(HAGE)&Aスカ:YAH YAH YAH!

-ずるいですねぇ。

Aスカ:殴りに行こうか。

-誰をですか。

(HAGE):俺はもう殴られたよ。

-だめですよ、暴力は。

(HAGE):それよりさ、帽子買ってくんないかな?

-帽子ですか?

Aスカ:こいつ帽子屋なんだよ。

-へぇ、どんな帽子を売ってるんですか?

(HAGE):今日は割と売れてサイズもあんまりないけど・・・

-何が残ってるんですか?

(HAGE):えーっと、MとLの野球帽くらいかな。

-少なっ!

Aスカ:おい、Nサイズは無いのかよ。

(HAGE):Nサイズは無い、MとLだけ。

-Sサイズなんですよ私。

(HAGE):じゃあ、残念だね。そろそろ帰りますか。

-もう「おねむ」ですか?

Aスカ:今日は疲れたんだろう、帽子売れたし。

-顔が疲れてますもんね。

(HAGE):今日は・・・こんなに元気です。

Aスカ:下ネタかよ。

(HAGE):でさ~、帽子と言えば面白い話があるんだよ。

Aスカ:なぜに君は帰らない。

(HAGE):帰ろう、帰ろう、On Your Mark

Aスカ:なにひとりで立ってるんだよ。

(HAGE):俺が突っ立ってる。

Aスカ:殴りに行こうか。

-(なんか危ないひとたちに見えてきた。)

(HAGE)&Aスカ:正露丸正露丸

-あ!ちょっと!・・・でも危ないから呼び止めないでおこう・・・。

半ばあきらめ気味にふたりを見送った。
そして、またもや伝票が宙ぶらりんのままであった。

-話しかける前に時間、戻せないかな。

上杉:戻らない瞬間(とき)だけが、なぜ輝いては・・・。

ちなみに店のマスターの 名前は「上杉」である。

-殴りに行こうか。

上杉:暴力はダメですよ。

-いいんですよ帰るから、僕はもうひとりで。

上杉:投げ捨てられた空き缶のようですね。

-かけがえのないお金を失う。

上杉:私のセリフ使うのやめてください。


過去のbar、悪意は一切ございません。

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