幼い子供は、何がきっかけでいろんなものに興味を持つのでしょう。
雑誌で見るわけでなく、スマホで調べるわけでもなく、 NHKはCMをやらないし・・・。
子供に「これについて興味をもってもらいたい」と思っている大人って結構いると思うんです、実際私もそう思ってたし。
今回は、子供に興味を持ってもらう方法について書きます。
みなさん、興味深々ですか?
日照ノ秋人です。
おとなになると、興味の幅が狭く深くなるのはなぜでしょうね。
幼児には「これがやれたら」がない
文字が読めたら、文字が書けたら、服が着れたら、言葉で伝えられたら・・・等々。
子供には「これがやれたら便利なのに」などの野望がありません。
それ以前に「読む」とか「着る」がなんなのかわからないんですね。
それを言葉で教えても「言葉が理解できたら・・・」が無いですから、 親が言葉で伝えても、さほど意味がありません。
しかし子供は吸収しますから、言葉は徐々に覚えていきます。
それも、親の話し方を完璧にトレースして。
地方訛りなんかはこのトレーシングによって引き継がれているんですね、んだんだ。
言葉で伝えることが出来ないなら
言葉が親をトレースして覚えるなら、行動もトレースするはずです。
文字を書いてほしいなら、服を自分で来てほしいなら、
親が「さも楽しそうに」やって見せるのが私は効果的だと思うのです。
私の場合、文字を書くことに興味を持ってもらいたくて、 子供の前で「謎のお手紙」を書くという姿を見せていました。
これがえんぴつ。
これがお手紙。
いや~楽しいな。
カキカキ。
子供がじっと見てくるのを「いいぞ~いいぞ~」と思いながら、こちらはただ文字をスラスラ書くのです。
すると、えんぴつに興味を持ち、えんぴつを持つことに興味を持ち、と、
徐々に「文字を書く」ということに興味が近づいてくるのです。
子供って単純だなぁ。
最近は言葉と文字が遅れ気味と言われている
言葉の遅れ、文字の遅れ。
最近はそういった表現力の無さについて、幼児から高校生世代、
いや20代前半にまで各方面から指摘があります。
今風に言えば「コミュ障」が多い。
夫婦で会話をするところを子供に見せていますか?
両親が他人に挨拶や、お礼を言っているところを見せていますか?
スマホ入力でなく、文字を書くところを見せていますか?
いくら塾に通わせて、通知表の為に頭脳を鍛えても、 まともに話が出来ない、文字が汚いというのはとっても頭が悪く見えるんですよ。
そして大人になってその事に気づき、長年培ってきたクセを補正しようとする。
これって無駄な時間だと思うんです。
長年のクセってなかなか治らないんですよね。
現代では共働きで夫婦がそろっていない家庭が多すぎる
現代は共働き家庭が多すぎて、夫婦の会話が少なく(昔に比べれば)、 スマホのいじりすぎで文字を書くことも少なく、 子供ほったらかしで親都合で物事を完遂してしまおうとする。
子供にとって親を見ることが興味となるはずなのに、親はその重要な機会を自分たちの都合で逃しているんですね。
それについて専門家は・・・なあんて人間もしゃしゃり出てくる始末。
専門家も理屈だけで解決しようとしゃしゃり出てくるわけです。
そりゃあ、テレビに出てくれば理屈しか伝えようがありませんからね。
ハッキリ言えば「俺たちの領域じゃない、親がやる領域だよ」と、実は思ってるかもしれませんね。
兄弟がいるんだから、お兄ちゃんから学べるでしょ?
という親もいらっしゃいますが、
そもそも、その「お兄ちゃん」がたいした事がなかったら、
妹君や弟君も「たいした事がない」人間になってしまいます。
親は親として子育てに責任を持つべきです、自分が思う以上に。
と、親御さんはだいたいそんなこと気づいていますよね。 気づいているけれども働いていてはそれが出来ない。わかります。
しかし、その問題点をクリアするために悩み、考え、犠牲とするものも出てきます。
その「犠牲とするもの」が「子供」にならないように、
この理屈っぽいブログ書きこと約一名は心から願うばかりです。
マトメ
親の行動を見ないで興味を持つことがあります。
それは、「エッチなこと」。
これはひとの理性のせいということで理解しましょう。
机のひきだし、ベッドの下、あらゆるところに隠された、
「それらの文献や論文と資料」については見て見ぬふりをしましょう、お母さんがた。
これは成長であり、むやみに人に見せびらかしてはいけないものと、
認識しているからなのですよ、んだんだ。
何だって、親から見れば成長の証。
子供が親に似るのって必然なんだなぁ。