ふにゃふにゃフィロソフィー

真の父親とは、男とは何かを考えるブログです。

キンコン西野って言うのやめてくれないかな

マルチ商法が盛んだった20年ほど前。

健康食品やら洗剤やら、婚約指輪やらリゾート券やらの儲け話が連日舞い込んできた私は、 それらをふんふんと聞いて、持ちかけてくるひとの話術がだいたい同じ雰囲気を醸し出していることに気づいた。

それは「ちょっとウマいこと言っている」感じである。

ウマいこと言って面白ければ面白いのだが儲け話なんてつまらないし、 ウマいこと言っている自分に酔いしれているだけの話なんか、 どうしても聞いていられないのである。

ちょっと前の話であるがキンコン西野の話が、 様々なはてなブロガー様のエントリーに上がって、ハト時計がどうだの盛り上がっていましたね。

私が引っかかってモヤモヤしてしまったのは、
キンコン西野というフレーズ。
これ、辞めてほしいのだ。

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なにも私は彼に感服、心酔して
キンコン西野じゃね~だろ、キンコン西野サン、だろ?」
とか言うつもりは毛乳頭ない。
もとい、毛頭ない。

私はファミコン世代の端くれであるが、 当時の「プロレス」というサッパリした名前のゲームに登場する 韓国人レスラーの名前が「キンコンカーン」というものであった。

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※韓国人なのに必殺技が「モンゴリアンチョップ」と「カラテキック」って・・・。


ゆえ、キンコン西野というと「キンコンカーン」を思い出してしまうのだ。 あれれ、このエントリー、こんなはずじゃなかったのに!
※こんなことを言いたいエントリーではありません、続きます。


ハト時計だかの話を、おくればせながら私も動画と誰かのブログで確認し、 まず心に浮かんだ事は、彼が芸人だったはずだということ。

ウマい事言って人に笑いを提供してくれるという「芸人」というものは、 「笑い」を常に意識している点で相当話術を持ったプロだと思う。

しかし今では、キンコ西野ンもその端くれだったはずなのに 「ウマい事言っているだけのひと」になってしまっている。

なにも私が近畿大学の女子が、
キン西野コンのハト小屋だかの話を聞いて、 恍惚の表情になっているのに嫉妬しているワケではない。

人を楽しませる「芸人」の面影が無くなってしまっているのが残念だと思ったのだ。

おおげさに言ってしまえば、
今のキ西野ンコンは冒頭の「キンコンカーン」よりも 面白くない。

中川家・礼二が「あいつの話はココ(胸)に響けへん!」と言っていたが、 ハト胸の話を聞いて恍惚の表情になるか、胸になんにも響かないか、 真っ二つに分かれるのではなかろうか。

だったらば、芸人としてウマいこと言って笑わせてくれる方が、 まだひととして「おもしろい」存在になれるだろうに、 残念だなぁと思うのだ。


キンコン西野の話ではないが、時計の話では別にこんなのもある。

時計の短針、長針、秒針、そして労働について。
長針は短針より速いスピードで頑張っているから短針よりも長けている。 短針はゆっくりだから頑張っている長針よりも短く、太っている。 では秒針はどうか、長針とはくらべものがないくらい速いなら もっと長くていいような気がするが、頑張りすぎてやせ細ってしまっている。 頑張りすぎてもそれほど伸びないということだ。 しかし、短針が良いか、長針、秒針が良いかと言われたら、どれでもいい。 どれも自分の仕事に意味と意義を見出し全うしている。 皆が共存しているから回っている世界が「時計」というものだ。 現代の労働者では長針だろうが短針だろうが、 同じ太さ、同じ長さを「理想」としたいようだ。 個人の能力に差が無ければそれも良いが、 個人差があるぶん成り立たないことの方が多い。 だから皆、バラバラのスピードで回り続けるのだ。

これはキンコン西野の言葉ではないが、 女子大生は恍惚の表情になるだろうか。
きっとならないと思う。

いや、だれも恍惚の表情にならないと思う。

なぜなら上の時計の話は、この私がいつもよりアホづらで、 テキトーに考え、パタパタと書いた綺麗事であり駄文だからだ、テヘッ

今のところキンコン西野ブランディングは、 ウマい事言っただけで感服、心酔してしまう一部の 「胸に響いた」ひとには成功しているように見える。

一部。

冒頭のマルチ商法は、熱狂的な「一部」から始まる。 否定する者には猛然と「主の養護」の名のもとに攻撃するし、 同調する者には「こっちにおいでよ」と誘うのだ。

フミコフミオさんをイジった時も、 彼の「一部」からは猛然と「皮肉」をいただいたが、 ブランディングに成功している者がフミコフミオさんのような方ならまだ良い。

芸人を脱し、彼が「シンパからの金儲け」を考えているのなら、 これからマルチ商法の匂いを発する可能性が充分にある。

って言ったってハマったらなかなか抜け出せないのがマルチ。

あの恍惚の表情の女子大生の行く末を案じるが、 それはただのおせっかいだからやめておこう。

否定はしません。
ただ面白くないだけ。

どーせなら面白い方がいいのになぁ。

written by 日照ノ秋人 
面白くない奴ほど壇上に上がりたがる。


こんなのもありますよ。

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