ふにゃふにゃフィロソフィー

真の父親とは、男とは何かを考えるブログです。

音感教育で絶対音感を身につけつつある我が子に何も言えなかった

絶対音感について、驚くべきニュースを目にしました。

www.hazardlab.jp

なんと音を「言語」として認識しているとのこと。
絶対音感を持っている人は、新しい言葉を覚えたということですね、感覚的には。

でもその感覚、我々には全くわからない世界なのです。

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音感教育は必要なのか

我が子は4歳からピアノを習い、今では個人レッスンに通っていますが、 最近妙なことを言うようになりました。

テレビCMで頻繁に流れるメロディーを聴いて、 「これ、ピアノで弾けるよ」などと言うのです。

楽譜無しで耳コピでいけるのかい?
と返すと・・・
「この曲、レとかソとか言ってるから」

・・・?

何言ってんだコイツゥー。

妙な事言ってるなと心配になったのですが、 冒頭の「音を言語として認識」というニュースを見た後では、 まさに言語として認識している状態だなと思ったのです。

我が子に絶対音感が備わりつつあると思い、 ただ単純い「すごいね~」とは誉めたのですが、 音感を鍛える方針で今まで取り組んできて若干結果が出てきてしまうと、 音感教育ってよかったのだろうかと疑問にも思ってしまうんです。

なぜなら、
絶対音感を身に着けて、何か良いことある?」
と純粋に聞く我が子に対して、情けないことに何も答えられなかったのです。

なぜ、音感教育をやったのか。

我々夫婦は子供のころから音楽に触れてきて音感の大切さを知っている・・・ と言えば答えにできるのですが、 特に音感の大切さなんて知らないで音楽をやっていたわけですし、 ただ単純に「子供の時に身につけやすいから」という理由で音感教育をやっていたような気がします。

自分達が絶対音感を持っていないからこそ、 その本当の価値がよくわらないのですね。

絶対音感の能力は必要なのか

自分ではわからないのだから、絶対音感の能力を持っている人に聞いたらいいと思った私。 でもおいそれといないんですよね、身近なところに。

と、頭を抱えていたら、いたんですよ身近なところに。

www.dokudamiyoshiko.com

ブログを始めたばかりの頃に出会い、 私が勝手にイナズマに撃たれたブロガーさんです。
※今では勝手に「ブログの師」と私は思ってます。

ドクダミ淑子さんはなんと絶対音感をお持ちで、 しかもそれを記事にしています。

絶対音感を持っているからこその苦しみ、 意外と少ないメリットが簡潔にまとめられていて、 絶対音感のある人の気持ちがよくわかります。

それと同時に、我が子に対する答えをどうしたらいいかわからなくなってしまった自分もいます。

絶対音感を身につけてもあんまり良いことないなぁ・・・ って言うわけにもいかないけれど、 絶対音感を身に着けた事で特有の苦しみなどがあるということは本人がいつか気づくだろうし、 教えなきゃいけないのかなと悩んでいます。

音を聞いて言語化される。
生活音が居酒屋で隣のテーブルの話声のように聞こえてしまうのでしょうね。

ドクダミ淑子さんも
「神経過敏になると生活音が音符になる」と、 ストレス過敏になり苦しまれたようですし、 まわりの雑音を無意識に取り込んでしまうのは、 大勢の人の声を聞こうとしてしまうようなもの。 無意識にやっちゃうからストレスなんだよなぁとぼんやり思うのです。

居酒屋の隣の会話が聞こえているけれど脳に取り込まないことは出来るのだから、 音に対してそれが出来るまで「良いこと」には向き合えないのではと、 親としては不安になります。

音楽を生業として生きていくなら絶対音感に対して「良いこと」 にたどり着くかもしれませんが、それでもやっぱり「必須」ではないかもしれないとも思っています。

さいごに

我が子はまだ絶対音感の領域までは到達していないとも思いますが、 それなりに鍛えられている状態です。

では、何を行ったのかと言うと、 音符カードを使った「音感かるた」です。

音符カードを床上に表向きにバラバラに置き、 出題者がピアノの鍵盤をひとつ鳴らします。 その音が「ド」なのか「シ」なのかを、 床上の音符カードから探すのです。

我々は「どうせやるなら楽しく」が教育方針なため、 いろいろ考えて楽しんで覚えた方法がコレでした。

一番大切なのは、正しい音にふれあうことでしょうか。 脳に取り込む音がズレてしまっては、ズレた音で覚えてしまいます。 そういった点で私は電子ピアノを導入しました。

で、絶対音感の能力を持って「得することはあるか」の答えは・・・。

日本語しかわからない私には、 一生わからないのではと無責任に思ってしまうのでした。

written by 日照ノ秋人 
ドクダミ淑子さんからお借りした記事にスターもブクマもつけていなかったのはナイショです。


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