ふにゃふにゃフィロソフィー

真の父親とは、男とは何かを考えるブログです。

仏像の転売なんて何かあるに違いない

古い山寺から仏像を盗んで逮捕される罰当たりなオッサン達がいる。

なぜにそんなものを盗むのか。
ほかにもっと価値のあるものがあるんじゃないのか。

盗みのプロではない私みたいなモンはそんなニュースを見ると疑問符だらけなのだ。

まぁ、下着を盗む気持ちも同様に疑問符だらけなのだが、 下着はニッセンでも買えるしなぁって考えちゃう私は、 仏像はニッセンや千趣会では売ってないからか・・・ とも考えてしまうのだ。

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映画「インスタント沼」では石こうで作った仏像に 「アンティーク調になる不思議な塗料」を塗って販売したり、 映画「教祖誕生」でも鉄工所に作らせた金メッキの仏像を 信者に高額で売るといった場面がある。

ビートたけしこと「北野武」は言うのだ。

「欲しいって言う奴がいるから売るんだよ」

需要というのはよくわからん。
よくわからんから価値があるのか。
それもまた、よくわからん。

いつのまにか取り付いた付加価値なんてものは、 消費者の何らかの希望や欲望みたいなものだ。

山寺から盗まれた仏像も、その「何らか」によって 付けられた価値があるのだろうか。 古くて、ボッコくて、カビ臭いかもしれないそれを、 拝み倒したいひとが望んでいるのだろうか。

私は瞬時に思った。

そんな訳がない、と。
きっと何かあるに違いないのだ。
古い仏像だからこそ使える用途が。

我々にはわからないがわかる人達が 誰かが仏像を盗んでくれないか、 それをメルカリなどで売りさばいてくれないか、 きっとそんな風に考えているのだ。

ひとをそこまで「望ませる」には、絶対に何かある。 欲望とはおおいにひねくれて歪んでしまえば、 犯罪行為とか罰当たりとは思わなくなってしまうのだ。

おーこわ。


盗んでまで仕入れた仏像を購入するからには、 その仏像を「世のため人のため」に使うことは無いように思う。

仏像の中をくりぬいて、カメラや発信機を仕込み、 女子高の近くに配備しておく。

仏像の口から最大瞬間風速10メートルの風を吹かせてスカートをめくらせる「ホトケブレス」を搭載。

誰かが気づいて撤去などしようとすると、 遠隔操作で仏像は走って逃げる機構も搭載する。 そりゃあもう、ひとがダイナミックに走る(ホトケラン機能搭載)かのように。
※何故か車輪をつけて走らせることは、改造マニアならやらないと思う。

どうせそんな所だろう。
今はドローンの技術もあるから飛ぶ(ホトケドローン機能搭載)かもしれない。 ほら、水分の抜けた昔の木材は軽いから。

ここまで読んでいただいたかたも、 まさかこんなオチにしてしまうなんて 「あ~あ、損した」と思うのではないか。

私の様な与太者スカタン丁稚無勢では、盗んだ仏像の使い方なんてこの程度の事しか思いつかないのだ。

それか凶器を抱かせて国防に使うとか? なんにせよバチ当たりな発想しかないのだ。

これではいけない。
真剣に考える事にする。

ー3日程、考えました。ー

スピーカーを搭載したらどうだろうか。 乾燥しきった木材なら良い音がするはずである。

こんな程度か、私は。


下着ドロの場合、盗んだ下着を床などに並べてニュースになるが、 仏像も同じように並べるのだろうか。

仏像ついでに下着も盗んでいたら、下着と仏像が一緒に並ぶのだろうか。 私なら絶対に笑ってしまうな。

不謹慎だが、盗む方も並べる方も悪意があるような気がする。

並べるひとは「そんなことは絶対にない」と正義を振りかざすと思うのだが、 傍から見た人はいろんな解釈をするはずである。 仏像を盗む本当の目的はまったくわからないが、 下着同様「こんなものを盗むことにソソる」とか、 恐ろしく低俗な理由で窃盗を行っているのではなかろうか。

そんなことに影響されないで「ホトケブレス」とか言ってしまうなんて、 まだ可愛い方じゃないかと正当化してみるのだ。

私も、仏像を盗む悪党も、自分を正当化すればきっと罰が当たってしまうのだ。 そうでもならなきゃ悪事は「悪事」と認定されない。

仏像を、どんな職人がどんな想いで作成したのか。

そんなことを汲んでやれるひとになれたなら、 転売なんて考えないと思うのだが。

written by 日照ノ秋人 
仏像って無表情だから怖いんだね。


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