ふにゃふにゃフィロソフィー

真の父親とは、男とは何かを考えるブログです。

男祭りじゃぁ! Jリーグ名古屋vs鳥栖

男祭りじゃぁぁぁぁぁい!

そんなふうに銘打たれた2019年、第32節Jリーグ名古屋vs鳥栖の一戦を観に、 ふたたび我が一家がトヨスタにはせ参じた。

今回はきちんとした値段で毎度おなじみの4階バックスタンドに座席を確保した我々は、 「男祭りとはなにか」を確かめに、とりあえず電車に揺られた。

今回は、そのイベントを楽しむ観戦レポートである。

f:id:hiderino-akihito:20191205220837j:plain

ガールズフェスタとは規模が違った

以前、我々は5月に名古屋vs松本山雅を観に行きました。

hiderino-akihito.hatenablog.com

そのときは「ガールズフェスタ」と銘打って、 女性のみ「特製ユニフォーム」の無料配布や、 我が子も施された「グランメイク」など、 女性に楽しんで頂く興業でありました。

そして今回は「男祭り」などとやるわけですから、 男にとっては目白押しなイベントのはず。

しかし豊田市駅到着後、前回は歩行者天国だった駅前道路は見事に車が走り回っており、 お祭りムードは皆無。

そりゃあ少しは商店街が頑張って盛り上げていましたが、 ガールズフェスタほどのイベント感はなかった。

まぁまぁ。

スタジアム周辺はさぞ凄かろうと期待を胸に歩いたのですよ。 11月も終わろうかという季節に気温は20度越えで汗もかくっつーの。

体臭が気になる者ども

前回来たときは無料配布ユニフォームを獲得すべくパパはパパらしく強烈に行列に並び、 スタジアム周辺を見て回ることができなかったので、 今回は渡辺篤史の様にぐるりと見て回ることにした。

すると到着すぐのテントに「ニオイ測定器」というものがあるではありませんか。

男祭りのイベントの一環で、 なんと男の気になる肌年齢やらニオイやらを測定する装置を設置したマンダムブース登場。

私もぜひ!とニオイを測定してもらおうと思ったら、 既に臭そうなオジサンたちが列を成していたので辞めた。
みんな気になるんだよね、わかる。

その近くではなんとプロレスをやっている。

今池プロレス。

インディー臭漂うプロレス団体。

調べれば「ドラゴンズマスク」やら「グランパスマスク」やら、 大阪プロレスの「タイガースマスク」をほうふつとさせるソレが所属しているらしい。 それも中日ドラゴンズ名古屋グランパスも「黙認」とあった。

まぁ、キャラクターが似ていないから何の抵触もないんだろうけどさ。

肉を買え

スタジアム周辺には、食べ物トラック(これ、なんていえばいいの?)が多数出店しており、今回は男祭りということで「肉多め」の出店具合となっていた。

我が子のリクエスト「手羽先番長」の行列に私は並び、 奥方と子供はクレープ屋に。

手羽先番長。
あまりにも回転が悪いので、空腹のおじさんはムカついて手羽先とチキン南蛮を両方ともオーダーしてやった。
占めて1100円也。

チョコだかバナナだかがふんだんに織り込まれたクレープを食いながら歩く我が子に、 奥方が一口くれと言ったが一口ももらえなかったため奥方もムカついて 「トマせん焼きそば」なる謎の食い物を買い始めた。

ナンの上にやきそばが乗っている。だけ。
占めて500円也。

メインスタンド裏をぐるり。

アウェイ専用入り口付近で、サガン鳥栖サポーターの群れと遭遇。 皆、そろいのユニフォームを着ている。

ナンバー44。

鳥栖のストライカー、金崎夢生
どいつもこいつも金崎夢生
こういうの見ると、各選手の人気度がうかがえて楽しい。

ふと横を見ると、試合を終えた今池プロレスのレスラーがひとりぼっちで歩いている。

インディー団体の現実。

厚い筋肉の表面を脂肪で覆ったレスラー体形。そしてマスク。 汗だくの上半身裸で控室に降りていく。 かける言葉がみつからなかった。

バックスタンド入り口前の芝生で手に入れたブツを食う。

「諭吉のからあげ」を発見した我が子が買ってくれという。 我が子はどうも好きらしい。

既に散財のわが家は、こどもの食欲をなんとかごまかそうと様々な理由を考えてみたが、 諭吉のからあげのブースの方を見ると、 なにやら可憐な女子が4人も表に出て売っているのを発見。

買うしか、ないっしょ。

買った買った、存分に買った。
いやぁ、スケベってチョロいね!
からあげ3個入り、600円也。

高いとか思ってはいけない。
あの娘たちの給料となるのだ。
ああ、良いおこなひをしたなぁ。

イサック クエンカ

トヨスタの4階席へは、ちょっとした登山だ。

金比羅山の如く階段をのぼる。
ひざと腰と肺がゼエゼエ言ってついに登頂。

今回はGK武田洋平の妙技が見れなかった。

ウォームアップで敵情視察。
出た、バルサ上がりの鳥栖の救世主イサック・クエンカ。 近所のおじさんに似ているイサック・クエンカである。

キックの振りが小さく速い。
日本人に出来ないキック。
さすが救世主は違う。

何が凄いかって「全然凄くなさそう」な感じに見えるところ。 こういう選手は危険だ。 なぜなら「なんとなく点を取ってしまう」からだ。

試合うんぬんは、別記事に書くとして・・・。

塩試合

驚くべき塩試合であった。

特筆すべきは鳥栖サポーターの応援である。

以前観に行った「VS松本山雅」よりもアウェイサポーターの数は少なかったが、 声も太鼓も見事にとどろき渡っていた。

私の奥方ともども感心したのは、「女子サポーター専用チャント」があるところ。 いやぁ、チームによっていろんなカラーが見られて楽しいね。

反対に名古屋サポーター。
残留争いの最中にも「世界のいただきへ~」と歌っている。

毎試合思うことだが、この唄を歌うと必ずピンチ到来。 通り一辺倒の応援。 もうちょっと局面を考えたいですね。

Jリーグという興業

大勢のひとが集まる興業特有の「お祭り」感。 巨大スタジアムの迫力も相まって、 なんだか楽しげな雰囲気を味わえるのがスポーツ観戦の醍醐味でもある。

今季の名古屋はひきつづき「チケット安売り作戦」と、 「ユニフォームばらまき作戦」が功を奏して4万人近い人が 観戦に訪れている。

今回観戦した試合も約26000人の集客と、 他のチームに比べて多い方であった。

しかし残念なことに一部のサポーターからは 「風間監督ではなくなったから客が減った」という声もあるのだが、 私は風間だろうがマッシモだろうが関係無い。

チームを応援する。
興業を楽しむ。
それもまた、観戦の流儀のひとつなのだ。

スポーツ観戦はひとそれぞれで、もっと簡単でいい。 ただアクセスの悪さだけはなんとかならないかなぁと、 子連れの親は家に帰って疲れた顔で思うのだ。
※敬称略

written by 日照ノ秋人 もっと男臭い興業でもよかったと思う


試合の感想はこちらです

hiderino-akihito.hatenablog.com