探偵の私は、
とあるターゲットを追っていた。
あれじゃないか？
あれは、ひょっとして・・・
尾行開始
ジョン・レノンとおぼしき男性を尾行。
果たしてどこへ行くのか。
私は、私にしかできない距離感で、
一瞬も見失うことなく尾行した。
だが、肝心の顔が見えない。
あの丸めがね。
もじゃもじゃ頭。
限りなく本人に近いが、確信がもてない。
ふと、山岳のロッジにたたずむ
ジョン・レノンとおぼしき男。
椅子に座り遠くを見ている。
ふと横を見ると、何かがある。
あれは斧だ。
なぜ斧があるかはわからないが、
斧が横に、オノがヨコに、
オノヨコ・・・
！！！
まぎれもなくジョン・レノンや！
だがまだグレー
結局顏が拝めなければ
確信は持てない。
オノがヨコにあったときはドキッとしたが、
ただの偶然かもしれない。
私は来る日も来る日も尾行をつづけた。
すると、ある規則性に気づいた。
なぜか、
留守の家にわざわざ立ち寄るのだ。
立ち寄って特になにもしないのだが、
尾行を続けるうちに
さらなる規則性に気づいた。
その留守宅の主の名前を調べてみると、
すべて「ビート」という名前であった。
ビート、ビートの留守宅、ビート留守・・・
！！！
ホンマにジョン・レノンや！
留守宅に逃げ込まれる
私の尾行にきづいたのか、
ある日突然、 ビートの留守宅に
逃げ込まれてしまった。
困ったのは私だ。
結局本人の確証は得られていない。
ただのそっくりさんかもしれないのだ。
留守宅でボイラーが動いている。
どうやらシャワーを
アビーているようだ。
そういえば先ほど、
妙な音がしていたので
こっそり覗いたのだが、
しきりにうがいをしていたようだ。
そのうがい薬を調べたくて、
シャワーをアビーている間に
こっそり侵入し持ち出してきた。
このうがい薬、
どの家庭にもあるのだなと
ほっこりしていたのだが、
ある重大なことに気づく。
私の手にはてっきり
「イソジン」のうがい薬だと
思っていたのだが、
よく見ると「イマジン」 の
うがい薬だった・・・
やっぱアイツ、ジョン・レノンや！
来客が
ビートの留守宅に閉じこもって
しばらくすると来客があった。
どのような反応をするのか
見ていたが、その来客は
重そうな病気を患っているのだ。
助けを求めてきたのかもしれない。
そう思ってみていると、
堂々とジョン・レノンと
おぼしき男が出てきた。
そしてその来客にこう言った。
「ヘイ！重度！」
あれ？あいつ、
ポールかもしれんぞ・・・
籠城を監視
しばらく張り込んで、
実態を監視することにした。
すると毎日毎日同じことを
していることに気づいた。
その行動を見ながら
私の中ですべての点が線になっていた。
その行動とは・・・
ビートの留守宅で、
リンゴをかじりながら、
常時、ポールダンスをしている。
オノがヨコに。
まごうことなきジョン・レノンや！
続・・・・きませんっ！
written by 日照ノ秋人 今日も気ままです。
久々にアホなこと書いたので
ついでにこちらもどうぞ
