ふにゃふにゃフィロソフィー

真の父親とは、男とは何かを考えるブログです。

隊長を労う

指令に従ってある日ある時刻に同じテーマで綴られるゲリラ的ブログ、「ゲリラブ隊」。

隊長である森淳さん(id:suna0hi) が隊員の方々の記事を振り返っておりましたが、 隊長の記事をとりあげないわけにはいかないと思った私は、 センエツ(漢字がワカラナイ)ながらレビューしてみようと思う。

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森隊長の記事

「通勤」は朝イチにして
殺伐としている。

ただの移動でなく闘い。

男も女も子供だって人の波に揺られ、 そして体や心にダメージを受けるのだ。

そんな電車内でもダメージを受けにくくする方法がある。 それが椅子に座ることだ。 辟易した日本社会の中で「いかにダメージを抑えるか」を考えると、 ひょっとしたら「電車で座る」ことを考えるのではなかろうか。

しかし、なんの策も無く飛び込みで座れるかどうかは、 不確定要素も多く勝率は低いだろう。 そこで隊長は乗客を観察し、作戦を練った。

そう、この記事は「椅子に座るための努力」をひたすら綴っている。

s-f.hatenablog.com

こんなこと言ったら怒られるかもしれないが、 「椅子に座る作戦」だけで、よくこんなに書けるのかと 私は関心してしまう。
※悪意はありません。

記事は1週間のデータでの戦績が綴られてるが、 4週間程やったらどうなるかは気になるところ。 1年経ったら乗客がサマ変わりしてまたリセットなのだろうが、 椅子に座るためのデータ採りは、電車内で猫背アンド眉間にシワ寄せの スマホ依存のヒトより実りはあるような気がする。というかあってほしい。

観察眼というものは日々培われると思うし、 現代人が無くしつつある人間の特殊能力だとも思う。 ゲリラ決行より日が経った今、隊長は健やかな顔をして 電車で座っていることだろう、きっと。

隊長との2年あまり

隊長との出会いを思い出すと、なぜか浮かんでこない。 なんというか読者登録は最近だったはずなのに、 私は以前から隊長を知っていたし、隊長もまた私を知っていたと思う。

最近では「恐そう」と思われている「意外とふにゃふにゃしていない」ブログに、 どこでどう巡って来たかは知らないが、隊長は時々スターをつけてくれていた。 ミョーな理屈をこねくり回してブレブレで、アク強めのブログなのに、だ。

この人はシャイなのだろうか。
それとも何か魔がさしたのだろうか。
シャイで且つ魔がさしたのだろうか。

そんなことを勝手に考えた私は、 「もりすなお」というひとを「出会いがしらブロガー」とカテゴライズした。 いろんなブログを読む過程で、誰かの記事に隊長のスターがつけられていたら、 「モリノスノザジ」に行く。 そしてスターは付けない。
※酔っぱらってたまに付けた

こういった謎の楽しみ方をしていたのだ。

私は「ですね。radio」にて、「ブログの温度」などという これまたミョーな語りをして相手を困惑させたが、

radiotalk.jp

隊長のブログは「熱すぎず、冷たすぎず、といってもヌルくはない」 絶妙な温度を保っている。 私にとっては目標としている熱加減である。 隊長は私がブログを始めた1か月前程からブログをスタートさせているが、 ※2周年おめでとうございます。 そのころから全く温度が一定という、私にとっては非常に恐ろしいブログでもある。

その熱加減が丁度良いのか、常に淡々としているブログに読者は集まるのだ。 今回のゲリラブ隊について、どんな意図があるのかはわからないが、 絶妙な温度の文章を操る男は「特に意図無し」って、 あっけらかんと言うような気がする。 それでまわりにほがらかな参加者や読者が集えば、 なんだか平和で牧歌的である。

まさかそこを狙っていたのか。

コロナという閉塞感漂う現代において、 バイオレンスでない「ゲリラブ隊」というイベントを、 是非これからも続けてほしいと思う。

平和で牧歌的なネットワークは、 たくさんあっても良いはずだから。

written by 日照ノ秋人 面白い試みでした