久々に大阪出張ということで、 このエントリーを大阪で書いています。
と言うのも、お客様の社内行事があるということで、
パートナー共々5時に突然解放され、まだまだ明るい空の下、
なにをしたらええんや
とつぶやいたとか、つぶやかなかったとか・・・。
長期的な出張だったため、お疲れが溜まりに溜まった我々は、 「一杯ひっかけて寝る」を選択。 フーゾクに行くだとか、女の子のおしりを追っかけるだとか、 そんな不埒なおじさん達じゃないんスよ、なんせ疲れてますから。
さてさて、そこいらの居酒屋さんなんか行き尽くしてしまった我々は、 「そういえば今回たこ焼き食べてないね」 という話になり、「たこ焼き屋で呑む」を敢行した。
ある記憶がよみがえる。
あれは数年前。 クリスマスイヴに、同じパートナーと大阪に登場した。 ※ちなみにパートナーは女性ではなく油ギッシュなおじさんである。 「イヴに俺たち、あまりにも可哀想すぎる」と不憫に思った酔いどれの おっさんふたりは「大阪のたこ焼きだぁ~?ナンボのもんじゃい!」 と息巻いて大阪の地元民といっしょにならんでたこ焼きを購入。
ホテルのロビーでひもじく食べたときに、 あまりにも・・・その・・・ お口の合わなさに驚いてしまったのです。
あー・・・当たり外れはあるよ。
翌日お客様から言われたことでわかったのですが、 まぁ合う合わないはあるとのこと。
そんなー並んだじゃ~ん。
みんな買ってたじゃ~ん。
結局、好みっつーことで、苦虫を噛み潰したようなクリスマス。
めぐりめぐって今。 不意に「たこ焼き」を意識した我々は、 あの頃を払拭するためにたこ焼きバル(今はそんな風な言い方するのね) に潜入した。
たこ焼きを焼いているあいだ、カッチンカッチンの半凍りビールさんを 飲んでいると、客のおばちゃんが「おいしく焼いてや~」と 注文しているのを聞いて、ここは大阪だと再認識。
いやいや、来ましたよ。 トロットロ系、外はカリッ!としていて、マヨネーズが霜降りのお肉みたい。
そして熱い! 焼きたてだから当たり前だけど熱い! ビールで冷やさないと!
気づいたら全部食べてしまっていた。
「いやぁ、うまいねぇ・・・追加。」
「はいはい。」
さっきはソース味。 今度は塩味。
塩たこ焼きなんて初めて食べた! 当たり前だけど、熱い! さぁさぁ、ビールで冷やさないと!
夕暮れの街角で、赤ら顔の男たちが ハフハフやって食べるたこ焼き。 なんて心地よさだろうか。
たこ焼きバルといってもここは、 丸イスに折りたたみ机の、空調なんて気のきいたものなんてない なんだかなつかしいたたずまいの店。
おいしいっていいね。
それだけで幸せになれるんだから。
結局ふたりで24個程のたこ焼きと、少しの野菜を食べて帰路についても6時前だった。
帰宅ラッシュの電車に酔っ払いが乗りますよ。
出し抜いた気分。
さて、何をしようか。
満場一致の「寝る」で解散。
小腹がすくだろうから、なにかしらをコンビニで買おうと画策すると、 そのコンビニの隣のたこ焼き屋が誘うのです。
いやいや、「追い」はさすがにいかんでしょ。
ホテルで甘いものを食べながら、キー坊をカタカタやってると、 なんだか気持ち悪くなってきた。
「後からくるよ~粉もんは~」
どっかで聞いた、そんなフレーズを思い出した。 まったく、愚か者だなぁ我ながら。
1勝1敗。
我がたこ焼き戦争は、今のところイーブン。 大阪にはまだまだうまいものがいっぱいあるらしいが、 まだ「たこ焼きと、うどん」しか出会っていないので、 たこ焼き戦争を制しつつ、名古屋の愚か者は赤ら顔で 夕暮れの大阪を歩くのです。
written by 日照ノ秋人 夜遊びはまた今度。