ふにゃふにゃフィロソフィー

真の父親とは、男とは何かを考えるブログです。

ジェットストリームが速すぎるきみに贈るボールペン

コンビニで宅配をお願いしようと伝票にあれこれ書こうとしていたら、 備え付けのボールペンがジェットストリームだった。

家に宅配が届き、サインをしようとしていたら、 手渡されたボールペンもジェットストリームだった。

ガソリンスタンドの支払いをクレジットにし、 サインをしようとしていたときに手渡されたボールペンもジェットストリームだった。

まとめ、ジェットストリームばかりだった。

コラ、まとめるな。
ジェットストリームばっかりじゃねえか!

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あのなめらかな書き味。
何のひっかかりもなくスムースでありながらも、 街でよく見かけるボールペンで、 プライスの安いジェットストリームのファンは多い。

確かに宅配の伝票書きにあのスムースさは特筆すべきことだ(ペンだけに)。
しかし、どこかしこにジェットストリームだらけだと、 私の様なひねくれおやじには少々キツイのである。
※ひねくれおやじって書くと「はぐれメタル」とか「くさったしたい」みたいで良い。

ステーショナリーオタクである私は、 各種ペン類には少々うるさい。 だから今回、ボールペンについて語らせてほしい。 こうもジェットストリーム独り勝ち状態だと、 うるさい私ももっとうるさくなるってもんよ。

ジェットストリームの製造メーカーは「三菱鉛筆」である。 私は同じ三菱鉛筆でも「ユニボール・シグノ」の方が好みである。 スムースな書き味にくわえ、若干紙にかみつくグリップ感が 万年筆に似ているところがあって「止め」がしやすい。

ジェットストリームの速さはいつまでも速すぎるゆえ、 文字の最終地点である「止め」や「跳ね」が私の手ではうまくできないのだ。

もちろん個人差はある。
むしろこれほど受け入れられているのだから、 ジェットストリームは名選手ということに、やっぱりなる。

宅配伝票に記入するには昔ながらのボールペンか、 ジェットストリームが最適だと思う。 私の好きな「ユニボール・シグノ」では表の一枚がやぶれてしまうからだ。

じゃあ、アレコレ言うなよ。
私に大きめのブーメランが飛んできたようだ。


独り勝ちが嫌いなのだろうか。

ジェットストリームなら安泰でしょ? という大多数の「意義無し!」に対して、 決めつけるんじゃねーよ!と言ってしまう私はひねくれているのだろうか。 しかし、そんな私も素晴らしいボールペンを一本選べと言われたら、 声を大にして言える一本がある。

それは、ぺんてるの「エナージェル」。

これはもう、推す。推しちゃう。

プライスは200円程度。
書き味はスムースで、私好みの「ひっかかり」があるのだが、 「ユニボール・シグノ」程ひっかからない。

エナージェルには他のボールペンには無い独特の感触がある。 それは「先端のボールが若干沈むような感触」というものだ。 どんな影響があるのかというと、「止め」と「跳ね」がとてもしやすいということだ。

そこを追求するかね

と思ってしまう消費者約一名には、ジェットストリームとは違う世界観で勝負を挑むエナージェルに、 肩入れする充分な理由があったらしい。


自分の愛用文房具をみると「ぺんてる」が多かった。 シャープペンシルは「グラフギア」だし、ボールペンは「エナージェル」である。 これは「ぺんてる」のステマととられるかもしれないが、 アフィリエイトをやってないし、ぺんてる製品が売れようが 私には一円も入らないので、偶然と見ていただきたい。

ゼブラ「サラサ」も、パイロット「ドクターグリップ」も試したが、 格安の「ユニボール・シグノ」にインクの乗り方もスムースさでも及ばないのだから、 三菱鉛筆おそるべしである。

最後にどうでもいいことなのかもしれないが 「三菱鉛筆」は、かの財閥「三菱」とは全くの無縁である。 名前もマークも一緒だが、まったくもって別の企業であることを強調しておく。 強調する理由は無いけどね。

ジェットストリームもいいが、各社リリースしている様々なペンに 握りかえるだけで気分は変わるのだから、 「フラれて元気」なんて言ってないでお試しあれ。 誰が何と言おうと私は「エナージェル」を推す。

ジェットストリームのスムースさに慣れきってしまった人たちには、 良い気分転換になると思うのだが。

written by 日照ノ秋人 
インクも微妙に各社各品違うのね。