ふにゃふにゃフィロソフィー

真の父親とは、男とは何かを考えるブログです。

浅草急襲 Part2

本文は約650字、1分で読めるので1分ください。

Part1はコチラ

hiderino-akihito.hatenablog.com


前回のあらすじ
はじめて浅草に降り立った私。 オジイを尾行して浅草寺急襲。 雷門を背後から突入しようと試みるも……


浅草寺仲見世通り。

外国人観光客の群れ、登場である。

平日の朝9時、ジャパンのテンプルに異国情緒。そんなワケで仲見世通り逆走企画は無念の中止である。くやしいので店の裏通りを覗くと、そこには諸外国のYouTuberどもが三脚を前にはしゃいでいた。なにがセンソージフロムトキヨーイエー!だ。彼らのカメラの前で電話するフリして立ち止まってやった。やったぜ、帰ってカットしやがれ。

見渡す限り外国人である。
というより日本人がいない。

雷門。

どうしてもあのエラソーなちょうちんの下が見たかったのだ。ちょうちんの下にはメタルプレートに龍の彫刻がされていた。すばらしい、良い仕事してる、これは贋作ではない。しかしそこは写真撮影スポットであり、観光客諸君のカメラには、ちょうちんの下でストリップ嬢の股を覗く小田和正のような私が収められているはずだ。やったぜ。

ここからは仲見世通りを本堂へ向かって進むのだが、そこは山手線のホーム上のような込み具合、ギュウギュウ詰めで進む。子供を踏んづけた。おそらくベトナム、5歳、手にはトミカのブーブー。地面に這いつくばってブーブーを走らせている。私はつい日本語で彼に「死ぬよ」と言ってしまったが、彼は足元を素早く蹴られながらもどこかへ消えていった。

仲見世通りの店を見る余裕がないが、すごくどうでもいいものを売っているのがチラッと見えてしまったので、「見る価値ナシ」と判定した私である。観光客よ、金を落としていきなさい。

本堂へ入る階段を上り中へ。
そこには驚くべき光景が広がっていた。

Part3へ続く