ふにゃふにゃフィロソフィー

真の父親とは、男とは何かを考えるブログです。

羽生結弦選手のコメントに感じた違和感

こんな辺境のブログだから言いたいこと言えます。
読者の多いブログだったら炎上するようなこと。

みなさん、今日はアレなもので・・・
日照ノ秋人です。
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羽生結弦選手がオータムクラシックで優勝しました

フィギュアスケートは、私、よくわからないのですが、 世界大会で日本人が優勝してしまうことが、今では珍しくなくなってしまいました。

なんせ、羽生結弦選手は金メダリストですからね。

さきの「オータムクラシック」で見事優勝しました。 おめでとう、ケガは大丈夫ですか?

コメントを見て違和感を感じた

「本当に悔しい気持ちがいっぱいなので。」
「ただ単に自分の実力不足。」

優勝後のコメントにしては、敗者のようなコメントです。

もちろん自分では納得いく出来ではなかったのでしょうが、勝負事です。 勝者がいる反面、それ以上に多くの敗者がいます。

私が感じた違和感とは、「敗者に対する配慮の無さ」です。

自分が納得いかなかったとはいえ優勝してしまっているのですから、 この大会に万全な準備をし、練習を重ね、すべてを出し切って敗者となった選手もいるはずです。

敗者にかける言葉などない

勝者は敗者になにを言ってもイヤミになります。 だから敗者にかける言葉なんてないんです。 それはわかります。

でも、何を言ってもいいわけじゃない。

優勝したのなら、優勝したことについて感想を言えばいいし、己の課題ならSNSで発信してもいい。 ただ優勝後すぐのコメントは己の反省を口にすべきではないと思うのです。

「俺の出来は悪かった、修正点はいくらでもある。それなのに優勝できた。お前らの実力なんてそんなもんだ。」 と暗に言ってしまっているようなもの。

どうせ暗に言っているようなものなら、
王者として堂々と口にしてくれたほうが、私的にはすがすがしいし、よく言った!と思うのです。

何が正解なのか

「苦戦しましたが、優勝できてうれしいです。」

こんな感じ。(短っ!)

羽生選手が本当に偉いなぁと思うのは、しっかりマスコミにむけた「長めのコメント」をしていることです。

私が上で書いたように「苦戦しましたが・・・」で終わったら、マスコミからは余計に追いかけられてしまい 鬱陶しいことこのうえないのでしょう。

羽生選手のマスコミとの距離

他のスポーツの選手でも、マスコミとの付き合い方がインタビューなどでよくわかります。

長めのコメントを残す、短くコメントして立ち去る、無言で立ち去る、マスコミに対して逆にかみつく等々。

はっきり言って「面倒くせぇ」感はテレビのこちら側からでも確認できます。 そりゃあ試合を終えた直後は感情的になってますからね。

今回の羽生選手のコメントを見て、マスコミには長めのコメントを残しているが、とても熱のないものだと感じました。

金メダリストの使命感として、もはや長めのコメントは「義務」のようになっているのではと思います。

そのことから、世界一を体験してしまった後の「虚無感」をこちらはどうしても感じてしまい、 私みたいないい歳こいた男が、女性ファンとは違う心配をしてしまうのです。

マトメ

敗者にかける言葉はないんですが、配慮はすべきという話でした。 これはとても難しいのだと思います。 言葉少ない男にならなければいけませんからね、でも言葉少ない男のほうが魅力的なんですよ。

試合後のコメントが極端に少なかった広島カープ前田智徳さん(現野球解説者)が、 今ではテレビでバンバンしゃべっているのを見て、こちらはすさまじい違和感を感じておりますが、 (熱盛!って言ってるし)羽生選手にも、このようにいつか引退し解説者として すさまじい違和感を覚えるほどバンバンしゃべっていただきたいと思います。

勝ち続けるのは大変なこと、これからも応援していきます。

オマケ

広島カープ前田の逸話、貼っておきます。

tsurezure-baseball.com