ふにゃふにゃフィロソフィー

真の父親とは、男とは何かを考えるブログです。

それはただの、わがまま。

ひとには先なんか見えないし、読めない。

今、キー坊をカタカタしている私の頭へ5分後に隕石が直撃して永遠のお別れをするかもしれないだなんて、誰もわからないのだ。

見えないから不安だ。

でも見えそうなものなら対策は出来る。 だから我々は状況と今あるデータに基づいて、先を見ようと試みるのだ。 取り返しがつかなくなった後では遅い。その為に今がある。

「今」というものは僕らに与えられた残酷な猶予でしかないのだ。

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肌ケア

私はヒゲを剃る。

そしてその後に「グリセリン」などを配合した謎のジェルをフェイスに塗りたくり、 仕上げに椿オイルなんぞで味付けをして肌ケアに努めている。

そこまでやっていると「メイクでもしたら?」と奥方に言われるが、メイクはコスメティックルネッサンスではない。 ※書いている私も意味はわかりません。 この夏、フジロックだかの動画配信ライブを堪能したのだが、 決まって登場の忌野清志郎を見るたびに「男のメイクって…」と斜に構える自分がいるのだ。

一応は肩書=コスメティックルネッサンサーである為、 ただの肌ケアでなく、ほうれい線や目尻のシワ対策もバッチリ施す。 これは先を見据え、今できる「最善」を尽くしているに過ぎない。 先が見えないからの行動、と言える。

頭皮ケア

私は現時点で頭がさみしくなる感じはしない。

しかし地球上、人生においても、あったはずのものが失われていくのは自然なことである。

この先、私の毛根連合がストライキを起こし、 毛髪が残念なことになる可能性も否定できないのだ。 だから頭皮のケアも怠らない。 洗髪では指先に神経を集中させ、入念に頭皮と会話しながら洗う。 洗うというより「労う」。 これも先を見据え、今できる「最善」を尽くしているに過ぎない。 先が見えないからの行動、と言える。

ウィルス

コロナは風邪だと言う人達がいる。

たとえ風邪であっても予防やら対策は必要だと思うが、 彼らはなぜそんな事をいいふらして、わざわざ見せびらかすようなことをするのだろうかと考えてみた。

私が思うに、彼らが「今」しか見ていないからではなかろうか。

肺炎を引き起こすくらいだからただの風邪だ というのが彼らの言い分だが、 肺炎は幼い子供、体の弱いひと、ベテラン諸君なら軽く死なせることが出来る程の病。 「たかだか肺炎」と思ってるから行動が軽くなる。 それに、風邪で亡くなるひとだって目立たないけどいるのだ。

しかし、今回のウィルスは感染力がインフルエンザ以上とハンパなく、 マイコプラズマ肺炎に有効な薬も効かないというクセ者。 有効な手立てが見つからない今、これから先を考えると 「ただの風邪」とは言えなくなる。 海外では1日に3000人規模で死んでいる国もあるんだぜ。

ウィルスはひとからひとへ感染する過程で人間の攻略法を着々と身につけ、確実に強毒化していく。 人類は今でさえ太刀打ちできないのに、である。

これから先を考えると、やはり「今」が大事なのだ。

抗体は出来ず、 後遺症が残り、 治ったと見せかけてぶりかえし、 人々はのんきに「ただの風邪」と言い、 医療の現場は限界寸前。

私のお肌が先か。
毛根が先か。
それとも人類滅亡が先か。

今のところ、バッドエンドの可能性しか残されていないような気がする。 だから「今」を楽しむのさって思ってしまったら、 それはただの、わがまま。

written by 日照ノ秋人 薬を作れない私ではヤツらの侵攻を遅らせるしか…