ふにゃふにゃフィロソフィー

真の父親とは、男とは何かを考えるブログです。

V6に加入することになりました

2021年にワケあってしばらく入院生活をしていた私です。

そんな入院生活で、夜中の看護士さんの巡回に反応しつつ、途切れ途切れで見た夢の話なんかをひとつ。
注)夢オチにしてしまうと何とも言えない気持ちになりそうなので予め夢の話としておきます。

新生V6に加入しました

どこかの室内のパイプ椅子に座らされている私。私の他に5人の男が同様に座っている。その中のひとり、V6の三宅クンが他の5人に突然言い放ったのです。

「本日より新生V6のスタートです。我々は3日後のコンサートで華々しくデビューします!」

なんと、いきなり3日後コンサートとのこと。 場所は野音日比谷野外音楽堂)。 無論、チョ・マテヨってことになりますよね。 私、踊ったことないですし、なにせ私と三宅クン以外の 全く面識の無い新メンバーはしがないオッサンなのですよ。
※私もオッサンだし、三宅クンとも面識は無い

他のメンバーは顔もパッとしないし、なんというかキングダムの「タク伍長顔」なんですよ。

©原泰久「キングダム」より 
 

メチャメチャ焦る自分。 早速リハーサルをやるのかと思いきや、再度三宅クンが言う。

「ここでジャニーズ事務所恒例の、新グループだけが行う親睦行事を始めます。 さあみなさん、外に出ましょう!」

威勢良く飛び出す三宅クン。

それにトボトボ続く私と4人のタク伍長。

行き着いた先は夜の公園。もー何の変哲も無い近所の公園。 そこで我々に寝袋を配り、いきなり寝始める三宅クン。親睦を深める為に話でもするのかと思いきやタク伍長も寝てしまい、私は夜空を寝袋から見ながら地面が固いなぁ~とか、腰が痛ぇなぁ~とか思ってる所で記憶は途切れた。

リハーサル開始

おぼろげに思い出した場面はダンスのリハーサルをしているところ。全然上手に踊れない我々5人に三宅クンが言う。

「大丈夫、大丈夫!坂本クンでも出来たんだから!」

なぜ坂本クンをディスっているのかは定かではないが、メンバー間でいろんな事があってV6はバラバラになってしまったんだなぁって夢の中で思ってしまったよ。

それにしてもコンサートでお披露目とはいえ、唄うのは1曲だけ。しかもそれが「嵐」の曲だということに我々誰一人疑問に思うこと無く、ユーアーマイソウルソウル言ってるワケですよ。覚える振り付けが少なすぎて三宅クンに聞きました、尺が合わないんじゃないかと。

「大半はテキトーにやってね。ジャニーズなんてそんなもんだから。」

いや、それテキトーすぎるでしょと私だけが噛みつくと、 「坂本クンは出来たよ」と言い放つ三宅馬鹿野郎。

こちらは踊りの素人なのさ、何か教えろと言うと以下の振り付けを教えてくれた。

1.ジャケットを両手で持ち、両肩が出るようにハダケさす。
2.両肩が出たら右足下を見て左足だけ内股状態にする。
3.ジャケットを振りかぶって着る

「コレがジャニーズ伝統の振り付けだよ」

そんなこと言うけどさ、三宅よ。
この振り付けはジャニーズ伝統でなく郷ひろみの動きでないかい?

見えない壁でもあるのかな

それにちょくちょく坂本クンをディスっているのはなぜなのかい?なんやかんやををやってると突然振り付けの先生みたいなのが颯爽と入ってきて、手でテンポをとりながら「さあ踊れー」と言う。そして一部始終を見た後、私に指をさしながら言ったのだ。

「おまえのその動きじゃ、ジュニアに当たるぞ」

え、ジュニアいるんスか?近くに?

「旗振るから、旗が頭に当たるぞ。」

旗振るのね、言っといてよ。

と、言うより他のタク伍長たちのダメダメダンスはお咎め無しかい。こんな程度でいいのかよ~と不安度MAXで再度記憶は途切れた。

コンサート当日

何度か看護士さんの巡回にまどろみながら再開した夢のつづき。

楽屋らしき部屋でまたもパイプ椅子に座る6人。歌詞が全部覚えきれてないと打ち明けると…

「クチパクでいいですよ、ジャニーズはみんなクチパク。」

とあっけらかんと言う三宅クン。

するとジャニーズ事務所のお偉いさんが「おっ新生V6!」とか言いながら入ってきて、1回見せてくれとなった。そしてひととおり見たあと私を指さして、「君ねぇ、ジュニアに当たるよ」と言うのだ。いや、知ってますよ。むしろジュニアの方をなんとか出来ないのかよ。これでも一応V6ですよ?

変なプライドをにじませる私をよそに、色とりどりの風船を口で膨らます偉いさん。それは何かと聞くと、どうやら曲の終わりに上から風船をたくさん落とすらしい。

その演出さぁ、ジャニーズって言うより「おかあさんといっしょ」じゃないですかっ!ってなぜツッこまないんだ三宅よ。なぜおまえも風船を膨らましているんだ三宅よ。

そして本番の合図がありステージ上へ。客を見渡すと、見事にゴツゴツした男ばっかり。ザワザワした中で三宅クンがマイクで話し出す。

「さっき井ノ原クンが激励に来てくれました!」

あれ、イノッチ来なかったよね?カァ~…芸能界って汚い世界だなぁ~と思いながら聞いてると、最前列にいる白タンクトップでモヒカンでタトゥーバリバリのジャニーズのコンサートには絶対来なさそうな男が三宅クンをにらみつけてなにやら暴言を吐いている。

三宅クンも顔がキレ始め、こりゃマズいなぁって思い間に入り、 「お兄さんゴメンね、僕ら1曲踊るだけだからさぁ、それだけやらせてよ」とオトナな対応をする私。それでもモヒカン野郎は「V6ね!」だのと言うものだから、私もムキになって「オレだって踊りたくねぇよ馬鹿野郎!」と絶対に普段言わない感じで勇ましく啖呵を切った所で目が覚めた。

夢の検証

私はジャニーズについてはほとんど何も知らず、なぜV6に加入しているのかすらも謎である。踊りたい願望があるわけでなく、V6のメンバーを全員言えと言われたら言える自信も無い程だ。それなのに「アイドル」になってしまっている自分はこのとき、相当精神が不安定だったのではなかろうか。

私と三宅クン以外のメンバーがキングダムの「タク伍長」だったのは、病室でず~っと「進撃の巨人」と「キングダム」のアニメを見ていたからだろうと推測する。さまざまなキャラクターが登場した中でなぜ「タク伍長」だったかは全くわからないが。

公園に行き寝袋で寝るというのは、家ではなく病室のベッドが硬かったからだろう。夢の「新生V6」が唄う曲が「嵐」の曲だったことは目覚めてから気付いた。これはたぶんV6の楽曲を何一つ知らないからだと思う。知らないからこそ夢の中でモーレツに「嵐!」と叫んでいたのである、タク伍長らと一緒に。何か、心の中の不安を一掃したい願望でもあったのかしら。

ステージが「野音」だったのもワケがある。 それは入院前に「ブランキージェットシティ」の野音のライブを ガッツリ見ていたからである。客層がゴツゴツした男共だったのもおそらくソレである。

全て通して思うことは、ジャニーズに対する「イメージの悪さ」だ。クチパク、踊りはテキトー、ジュニアが旗を振る、郷ひろみの動きなど私の中で無意識のうちに形成された一方的なジャニーズ像が全て現れた夢であった。別にジャニーズに対して特別な感情があるわけでなく、 むしろ「存在を意識していない」程度の扱いであるにも関わらず、私の生命の危機という時に登場してしまうのだから、無意識の刷り込みとは怖い。

ひょっとしたら人は死の淵に立った時、どーでもいい人達が浮かぶように出来ているのかもしれない。 知っている顔が浮かんだら未練が残ってしまうのではないか。 そんな未練を断ち切るための配慮があるのだとしたら、人間はなかなか高性能だと思う。

だから我々人間は、
胸を張って生きたらいい。

最後に、V6に加入したことは私の夢の中では事実でありますが、 現実ではそんな事実はありません。トホホ。