ふにゃふにゃフィロソフィー

真の父親とは、男とは何かを考えるブログです。

人は知らず知らずに進化する~クラスチェンジ理論~

人間は子供、大人、老人と目に見えて変わっていきますが、中身も変わっていきます。それも、ほとんど自覚なしに。

私もアラフォーの端くれの端くれとして今まで生きてきた中で痛感してきた人間の中身の進化、クラスチェンジ理論を提唱します。

大人になってからが本番

中身のクラスチェンジとは、主に大人になってからが目まぐるしいです。
人間は思春期を過ぎたあたりから、ただの子供からただの男、女に クラスチェンジします。

それは性別というカテゴライズされたものではなく「ただの男」、「ただの女」です。

そこから人間は本能というものに自覚がないまま突き動かされます。

男は「俺様の遺伝子を残したい」
女は「良質な遺伝子を残したい」

男女がひかれあうように、立派になろうとします。男は紳士に、女は淑女に。

たまに本能に突き動かされない、
または突き動かされないかのように偽るような者は、まだ「子供」と言えます。

この「紳士」と「淑女」の壁が高い

紳士、淑女とはなにか・・・
ざっくり言ってしまうと、
「品のある行動」、「落ち着いたたたずまい」、「高い社会的地位」・・・。

もう絶対無理だもんね。
「高い社会的地位」ってアンタ・・・。
おぼっちゃん出身か、プライド高いお勉強人間じゃないと無理だもんね。てか、「プライド高い」ですでにダメじゃん。

「品のある・・・」
「落ち着いた・・・」

聖人か。

まあ、完璧に身につくのは無理。
でも大丈夫、肝心なのは意識。
なろうとする意識「なろう意識」が大事。

まあ、そうやって人は成長するのですが、
その時点ではまだ、ただの男、女であります。

とりあえず結婚を目指す

結婚が良いことなのか悪いことなのかは
ここでは言いません。

ただ単に、紳士、淑女を目指した結果
ひかれあって一つの形になることが結婚と言えます。

そしてまた本能のおもむくままに子供を残そうとします。

子供は授かりものなので、できたりできなかったりはあります。そゆところは人間不公平だなと思います。この時点でもまだ、ただの男、女であります。

子供が生まれたらいきなり変わる

無事出産をすると、女は「母」にクラスチェンジをします。
妊娠している間、徐々に母性が育まれていくのでしょうが、男には母性がないので、それには気づきません。

なので、いきなり「母」になる瞬間、男はびっくりします。
私の感触では、もうね、いきなりスイッチを押したように、
「はい今から母~、ポチ!」
って感じでした。

それに引き換え男は「父」にはならず、「ただの男」のままです。

家族構成上「父」と言うだけで、当の本人は何も変わりません。
そりゃあ、自分の子供、かわいいですよ。
でも「ただの男」。

そこから一気に家族の中で、明確なパーテーションが立てられます。

男がクラスチェンジしないことがゆるせない女

子供ができてもあいかわらずパチンコ、ゴルフ、ゲーム、バンド・・・趣味に時間を使う男。
私は「母」になったのに、あなたちっとも変わらないじゃない。仕事は仕方ないにせよ、なんであなたは変わらないのか。

「母」となった妻は怒り、それでも変わることがない「ただの男」の夫は、本能の目的達成から一気に「ただの子供」にクラスチェンジをします。

たぶんここで「ただの男」のままでいるひとは、子供を何人作るかなど「家族」を意識しはじめ、どうやったら現状をキープできるか、「父」になるにはどうしたらよいかを考え始めるでしょう。(と、思いたい)

一方母となった女は、大体の場合は「母」としてすべてを子供に傾けますが、たまにここから「ただの女」に戻ってしまうひともいます。
そゆひとは、自分の子供に気を使うことなく
また「遺伝子、遺伝子」と夫か、その辺の男を探し回ります。

問題なのは「ただの子供」に逆戻りしてしまった元大人の男。
からしたら、幼い子供と何もわかっていないデカイ子供が家族として名を連ね、幼い子供を世話しながら趣味に時間を割くデカイ子供がめちゃくちゃゆるせなくなってきます。

しかもそのデカイ子供は加齢とともに臭くなり、「デカクサイ子供」にクラスチェンジをしていきます。

すると家庭内には、母子とデカクサイ子供の間に壁が立てられ、家族構成上「父」がまるで邪魔な扱いになってきます。

デカクサイ子供でも、体は一応大人なので、また性懲りもなく本能のおもむくまま「子づくり、子づくり」と女を追っかけます。

この行く末が「家庭内別居」、「離婚」となり、デカ臭くてしょうもない中身が子供の大人の男が野に放たれます。

この先はあえて書きません。

大人から老人に時間的な変化があったあとのクラスチェンジは書かないことにします。
私自身もまだ老人とは思いたくないし~、経験してないし~(一応アラフォー)
なんとなく想像がつくのですが、書いてしまうと多分、多方面から怒られることは間違いなさそうなので。

ただひとつ断言できることといえば、男の最終的なクラスチェンジは
「なんちゃって父」とか、
「それっぽい父」とか、
「父になりきれない父」という、「父」には絶対になれずに結局はただの男で終わります。

そこから一気に「くっさいおっさん」にクラスチェンジし一生を終えます。

男は働く、稼ぐことで家庭を維持することが「父」だと思ってますので、どうか「母」の方々、こんな男どもを温かい目で(冷たい目はイヤよ)見てやってくださいね。

おしまいマイン!