ふにゃふにゃフィロソフィー

真の父親とは、男とは何かを考えるブログです。

子宮全摘出(開腹手術)の記録 手術前と持ち物準備編

前回の「子宮全摘出(開腹手術)の記録 手術当日編」より、手術前にやっておくことと、入院時の持ち物の準備について書きます。

前回の記事はコチラ

hiderino-akihito.hatenablog.com

持ち物の準備については、基本的に病院からもらうであろう「しおり」などに書かれているものがとりあえずは必要ですのでお忘れなく。それにプラスして「これが助かった」とか、「これがあればよかった」などの体験談となります。子宮全摘出に限らず、どの入院でも応用出来るので備忘録でもあります。

コレを書いている私は、心臓の手術と大腸の手術(ブログにしたらリンクを貼ります)を経験しているので、私の体験談も含めます。

私の心臓カテーテル検査(半日入院)の記録はコチラ

hiderino-akihito.hatenablog.com

手術前の準備(限度額適用認定証の申請)

社会保険国民健康保険に加入しているなら「限度額適用認定証の申請」は事前に行う必要があります。

「限度額適用認定証」とは当ブログ風に説明すると、

手術費用がクッソ高いぜバカ野郎とお嘆きのアナタに 「アナタはそんなに払わなくて結構ヨ、この紙切れさえあれば」と囁く 全国健康保険協会が取り扱う「証」であります。

これと健康保険証があれば目の飛び出る手術費用も抑える事ができます。

「限度額適用認定証」とは、後でお金が帰ってくる「高度医療費制度」とは違い、高額の医療費を立て替える必要がなくなるので、大金を準備する必要がありません。今回の手術は高額医療になりましたので、書類をもらったら即申請です。医療機関によっては申請書類を渡されず「そこの棚から勝手に持って行ってくれ」と 言われる場合もあります。

申請書類を郵送し1週間程で発行となりますが、手術日前日に手元に届いたのでなんとか間に合いました。 ※月またぎとかで適用月に間に合わない場合もあるのですぐに申請しましょう。

申請書類が申請先に到着する月の1日(ついたち)から最大1年間が適用期間です。9月30日に書類が申請先に到着する予定でしたら、9月1日~翌年8月31日までとなります。適用範囲はあくまで「医療行為」に関する項目のみで、入院に関する項目(入院費、食事代など)は適用されません。

限度額は所得により変動し、所得の多いひと程支払う額は多くなります。コレが無いと支払いはリアルです。実際の金額は結局わかりませんでしたが、私の「経皮的冠動脈形成術」という手術では「70万円は間違いなく超える」と聞いておりましたので、ゾッとしますよね。

入院期間と持ち物

「子宮全摘出手術(開腹手術)」の入院期間の目安は手術前日入院含め7日間ということです。各個人の具合や、病院の都合で変わる可能性はあります。奥方の場合、手術前に具合が悪くなり病院に行ったところ「即入院」となり、結局10日間入院となりました。

入院が前倒しになった事により、用意出来ていたものと出来ていないものがあり、手術前に何度か物資を届けたり、不要な洗濯物などを回収したりする為、会社を早退してなんとか対処しました。事前に準備できるものは、「出来る時」に準備するのが一番無駄がありません。

が、

そんなに用意周到なひともなかなかいませんし、その辺りは仕方ないですよね。

入院に必要なものは「入院のしおり」などに書いてあるもの以外に、「腹帯」や「指定のメディカルテープ」や「おむつ」など、病院から別途指示があると思われます。そのあたりは病院併設のコンビニや売店に大概はありますが、 大きなドラッグストアでも手に入ります。※改めて書きますが領収書などは捨てずに保管しておきましょう。

それ以外に私の奥方が「持っていってよかったもの」を以下に書いていきましょう。
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大きめのスポーツタオル

術後、寝る時に仰向けになると切った腹の傷口が広がろうとするため、横向きに寝るなどしていたようですが、ずっと横向きも辛いですよね。そんなときにスポーツタオルを丸めたものをベッドと背中の間に挟み入れ、あおむけでも横向きでもなく中間の「斜め」で寝ることが出来たという事が入院生活でかなり大きかったとのことです。

まぁ、斜めにできればタオルじゃなくても良いのですがね。ちなみに腰のあたりに刺さったままのカテーテルは、仰向けで寝ても違和感は全く無いようです。

蓋つきの取っ手付きコップ

私の以前の体験談にも登場した「取っ手付きコップ」ですが、病院や薬局で売られている「こぼれない蓋付き」が今回役に立ったようです。全身麻酔がきれた後はどうしても「手に力が入りづらい」とか、局所的に正常でない所があり普段の感覚が戻りきれていないようで、思わぬアクシデントが起こる可能性があります。こぼれない蓋があれば心理的に安心ですね。

マジックハンド

私自身が入院していた時から不思議に思っていたのですが、病院の売店にはマジックハンドが売られているんですよね。それも結構おもちゃ的なタイプが。

術後あまり動いてはいけない人などは、下に落ちたものを拾うために使うのですが、それ以外にも「ティッシュ」や、「スマホの充電機の先っちょ」を拾い上げる事にも使うようです。

今回はマジックハンドを用意しなかったので、「スマホの充電器の先っちょ」が何度かベッドから落ちた際、 拾い上げることが大変だったとのことです。
※コードを引っ張って上げればいいと思っているソコのアナタ! 意外と先っちょがベッドの柵に引っかかったりして思うようには行かないのですよ!

おわりに

必要なものは大方「しおり」に書いてあり、とにかくしおりを読めばなんとかなります。

近年ではかの感染症対策で「不織布マスク」が追加されている程度ですが、箸やスプーン類は必須ですし、イヤフォンが地味に活躍したりと意外に忘れがちなアイテムを見落とすので注意が必要です。左腕には点滴が刺さったままですし、意外と人の動きが制限されることも考慮しなければなりません。

病院内で売られている物は割高です。
少しでも抑えたいなら外部で購入する方が良いでしょう。それでも、お安い紙コップなんかは以外と場所を取るし使いづらいし、ケチることが決して良いことではありませんので注意です。※領収書などは捨てずに保管しておきましょう。

他にもいっぱい書きたいものはありますが、 この辺りにしないと入院だか登山だかわからなくなりそうなので辞めておきます。