ふにゃふにゃフィロソフィー

真の父親とは、男とは何かを考えるブログです。

深海のゴミから星新一をみつけた

ある深海に関するテレビ番組を見ていた時、人間の出したごみが深海に原形をとどめて残っているという映像を見て、
「溶けないんだなぁ」
とバカみたいに思ってしまいました。

みなさん、海、眺めてますか?
日照ノ秋人です。
f:id:hiderino-akihito:20181018225101j:plain タイヤやら、マネキンのあたまやら、震災の影響もあるのでしょうが、 深海は宇宙より行くことが難しいので、回収は無理ですね。

ふとよぎった 星新一

このテレビをみていて頭に浮かんだのがショートショートの大御所(なんだこの表現は)である 星新一さんの「おーい でてこーい」というお話。

大好きな話なのでササッとだけ書きます。
すいません、自己満足で。


台風で吹き飛んだ神社の跡地に誰も知らなかった大きな穴があいており、 村人が「おーい でてこーい」と言い、小石を穴に投げ入れた。

科学者が調査に来たが、穴の深さがわからず埋めてしまえという話になったとき、 とある利権屋が穴をひきとるかわりに、倒壊した神社や集会場を作ってやると言い出した。

村人にはいい話だったので、穴を利権屋に譲った。

利権屋はどんなものも飲み込む穴として宣伝し、あらゆるゴミ、機密文書、 さらには核のゴミまで引き取って穴に捨てた。

村は活性化し、穴は有名になった。
やがてビルが立ち並ぶ街へと変わり、今日もビルを建設している。  

その建設現場に空から「おーい でてこーい」という声が聞こえ、小石が落ちてきた。


結構ゾッとする話

自分たちで出したゴミが、後で自分たちに降りかかるという話なのですが、 長年人類はダメですね、ゴミを出し続けています。

燃えるゴミの灰や燃えないゴミを埋める用地が無いと言い出し、核のゴミは「再利用する」といいながら 唯一使える「もんじゅ」の廃炉。(私はもんじゅが巨大ロボになり、国防として使うのではと思ってました(^^;)

再処理した核燃料はもんじゅで使えなかったら、どうするんでしょうか?

まさかシ〇アっすか?

でも、世界中どこに持って行ったって、「おーい でてこーい」なワケです。

ゴミを減らすために

最近海洋のゴミに関して、プラスチックストローなどがやり玉に挙がってますが、 それを別の形にしたって、ゴミの素材、形状が変わる程度でゴミの減量にはつながりません。

もっと抜本的にやろうとすると、各家庭レベルでゴミの減量に取り組まなくてはなりません。

では、家庭のごみを減らすにはどうするのか。

生ごみは肥料にしてしまえ

まぁ、何年も前から取り組んでいることですが、イマイチぱっとしていません。

成果がどうかはわかりませんが、ゴミの代わりに肥料が増えすぎて、 肥料をどうしよう・・・って問題にはなってないんですかね。

あそこ、持っていきますか?西之島

ゴミ税の導入

現在でも税金でごみ処理が行われていますが、ひとり1年で約14000円。

それプラス、ゴミの量によって上乗せするのです。

・・・。

なにが「するのです」だ。

軽々しく言うんじゃない!飲食店とか、スーパーとか、大型店舗とかどうするの!

わかります!充分わかります!

うかつなこと言えませんね。

ごみは自分で処理場に持ち込む

ひとりひとりの意識を改善するにはコレカナーと思いますが、 誰かに押し付けたりどこかに放置したりしそうです。

ゴミを積むスペースが標準装備された車とか、作っちゃいそうですね。

車がない人、どうするんだ・・・
しまった・・・。

マトメ

結局、自分達がゴミに関わるのが嫌なんですよ。

だから見えないところに捨てたり、隠したり、だれもいないところに捨てたりするんです。

生活の「便利」だけをいただいて「後始末」はタッチしない。
日本には「終わりよければナントカ」や、「立つ鳥後をナントカ」って言葉がありますが、 言うだけ言って何もしないんですね。

マイ箸、マイボトル、マイバッグ。いろいろしかけて「取り組み」とか言っちゃって、 カジュアルに済ましてしまっている、ゴミ問題。

じゃあ、私。
私はなにができるかと考えたら・・・。

「おーい でてこーい」と言うくらいしか・・・。

今日はアレだ、反省会だな!

おしまいマイン!