ふにゃふにゃフィロソフィー

真の父親とは、男とは何かを考えるブログです。

スイセンとアジサイと津波

ニラだ!ニラたくさんだ!
今日はこれを使って晩御飯!
いただきまーす!

ううっ!食中毒!

実はニラではなくスイセンでした。

みなさん、いい歳こいてますか?
日照ノ秋人です。

毎年毎年、人間は同じミスを繰り返してますよね。

f:id:hiderino-akihito:20190107225600j:plain

本当に似てる

ニラと間違えてスイセンを誤食。
シソと間違えてアジサイの葉を誤食。
毎年必ず1回は見るニュースですね。

ご存知かと思いますが、本当に似てるんですよね。

ニラ畑にスイセンが生えていたら、「THEニラ」ですもん、見た目。 いたずらで植え替えちゃ、ダメよ。

スイセンは球根がある

知識があれば、防げることなのかもしれません。

ニラにはただの「根」があり、スイセンには「球根」があります。

引っこ抜いた場合、ニラなのかスイセンなのかは区別がつきます。 が、見た目はどちらもニラなんです。

意図的に他人によって、ニラ畑にスイセンが植え替えられていたら、うっかり食べてしまうかもしれませんが、「球根なのか」を知っていれば「これニラじゃねぇ!」と気づくと思うんです。

だからニュースなどでは、間違えて食べちゃだめよという注意喚起ではなく、 知識を教えてほしいもんです。

まぁしかし、路上に生えているニラを食ってしまおうとして結果スイセンだったというひともいるという事で、完全に自己責任だとも思いますが。

野草とかキノコとか、危ないんですよね、ワイルド(天然物)な食べ物は。 (ワイルドな男も危ないんですが)

しかし知識バカすぎると

現代人はどうしても、知識を集めたがりなんですよね。
ササッ!と調べられてお手軽ですものね。

オレっちは知識を身に着けた!
この知識がすべてに違いないから間違いない!

そんな知識バカも度が過ぎると、「知識だけ」になってしまい危険なんですよ。

浅い知識が物のすべてに該当すると信じ切ってしまう。
それだけが真実になってしまう。
人には、実は間違っていることも「正しい知識」としてしまう悪癖をもっています。

スイセンは球根アリ」の知識が「ニラは球根アリ」とまちがえ、 逆に知識として身についてしまっていたら、結局は食中毒になってしまうんですよ。

食中毒だって津波だって

昔からある膨大な記録によって、あるものは本、あるものは言い伝えで 後世に伝わってるものがあります。

食べ物に人体に対し毒があるかどうかのデータは、 昔の人から見れば、単なる「知恵」として伝えられたものばかりだと思うんです。

フグの内臓には毒があるから食べてはいけないという 経験に基づいた言い伝えがあるから、それを守って食べないようにしたのであって、 「毒素のあるエサを食べているから毒素が内臓に溜まっているので食べてはいけないんだ」という理屈で食べないわけでは無いのです。
※料理人はその辺もわかってますが。

昔はインターネットなんかありませんから、経験に基づいた言い伝えこそが唯一の情報源だったわけで、それを信じるほかなかったわけですね。

津波だってそう。

「潮が突然引いたのが見えたら高台に逃げろ」という言い伝えがあって、 皆はそれを守るのであり、「潮が引いたら津波がくるから逃げろ」という理屈で守らせているわけではありません。

津波が来るんだから、理屈を議論しているヒマなんて無いですし。

マトメ

ニラとスイセン、間違えやすい。
シソとアジサイの葉、間違えやすい。
他にもいっぱいありますね、特にキノコ。

ワイルド(天然物)な食べ物は、専門家でなければ手を出さない方が身のためです。

言い伝えはひも解くと結構すごいんですよね、人間が過去に得た教訓を的確に次世代へ残しているんです。

ただ、現代では「言い」伝えではなくなってきてますし、 人間自体が理屈っぽく、理屈じゃなきゃ動かない人が増えてます。
オノレの身を守るジャッジはいつだってオノレ。 理屈を議論するより、行動したほうが時に正解なんですね。

え、年末の大掃除が残ってる?
えーそれは諸々の理由により、道具がそろって無いし、寒いし、掃除しなくても綺麗じゃないかな?(行動したくね~)

おしまいマイン!


こちらもおねがいします。

hiderino-akihito.hatenablog.com