ふにゃふにゃフィロソフィー

真の父親とは、男とは何かを考えるブログです。

日本を攻略する サッカー日本代表の話 アジアカップ

もう、完全に時期を逃した記事ですね。

だって書いている今、
建国記念日だぜ。

みなさん、フットボールですか?
日照ノ秋人です。

サッカー日本代表は、アジアカップで準優勝。
私的には監督の差が完全に露呈した決勝戦でありました。

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なぜ、時期を逃した記事となってしまったか、 それは私が読書登録をしている大先輩ブロガーも完全に時期遅れのタイミングでリリースしていたことで、 時期遅れのリリースも悪いことじゃないんだなと、妙に納得し、乗っかってみただけです、ごめんなさい。

記事のコンセプト

どうせ書くなら感想でなく、別の視点で書きたかったので、 あえて日本を攻略する方法論を私なりにやってみます。

今回の記事は毛色が全然違うので、サッカーに興味がない方は飛ばしていただいて構いません。 サッカーについて熱く語りすぎてカテゴライズ不能。 別でやれという内容ですから。

その前に、私の観戦眼の程度を少しだけ紹介する必要がありますね。

サッカーはJリーグが開始された頃から見ています。 一時期、海外サッカーにハマりましたが、またJリーグに戻ってきました。 日本という弱小国が、徐々に力をつけていくサマがおもしろいんですよね。 すると、やはりJリーグなんです。 なので、Jリーグと並行して日本代表の試合は、残業なんかしないで帰る! という人生を歩んできました。

日本代表を強くするために日本を攻略するにはどうしたらよいか という視点で書く。 代表の監督が、そんな記事なんか足蹴りにして(サッカーだけに) いかにして強化していくかを見守るという、完全にひとりよがりな記事と していきます。どうぞよろしく。

日本を攻略する

今の日本代表で重要な要素はただひとつ。
ハンパない大迫です。

フォーメーション上、ワントップの大迫の溜めから攻撃アクションが始まる今の日本代表は、 パスを繋ぐことマニアの森保監督の戦術では最重要項目であり、生命線なのです。

昔のゼロトップのマンUでの「テべス」のように、 1秒ボールをとどめてくれれば、後ろからの味方の増援で一気に素早く相手ゴールに迫ることができる、そんな戦術。

大迫のいない試合では、全くボールの運び方が変わってしまう、 今の日本代表は相手の監督から見れば逆に大迫が出てくれた方が対策しやすいチームだったことでしょう。

カタールの監督は前半、自陣とベンチの位置が同サイドだったことをいいことに、 大迫へのプレッシャーのタイミング、守備陣形をピッチサイドから常に大きなジェスチャーで指示していました。

それに前半は、まだ日本に走り負けない体力を維持できるので、 監督の指示通り完璧に大迫を「押し下げる」ことに成功していたのです。

つまり、大迫を抑えれば日本は攻略できる。

すっごい単純ですが、典型的なワントップ戦術では、 これだけで攻略できてしまうし、実際攻略されましたね。

点の取られ方については、日本の守備位置を見事に見据えた攻撃をしてきたことにより、 崩されたように見えない崩され方をされました。

日本はボランチ(いまはアンカーというのか)が、 最終ラインに入って5バックになり、人数を増やすことによって裏を取られない守備をします。

しかし裏を取られない代わりにオモテがとられます。

最終ラインで跳ね返しても、ペナルティエリアの若干外にボランチがいないため、 セカンドボールは完全に相手に、ゴールを向いた前向きの状態でボールを拾われます。

1点目は致し方無しですが、2点目は完全にこの位置から、 崩されていないのに崩された感があった失点になってしまいました。

日本を攻略するには、ペナルティエリアの前の若干外でボールを保持することで 多くのチャンスを作る事ができる。 もちろんチャンスが多ければ得点できるのかと言われれば違うのですが、 そもそもチャンスがなければ得点の可能性は低いし、そこで守り切れない程度の守備力しか日本は持ち合わせていないのです。

後半は大迫がいながら、大迫がいない時の戦術のようにサイドからの押し上げ、 相手サイドの裏のスペースを使うなど、改善がみられました。 後半は自陣のサイドが逆になるため、相手の監督の指示は鳴りを潜め、 地味になってましたよね。

それでも1失点で食い止めたのですから、ほとんど守備のほころびは 無かったように思います。 守備戦術だけで見れば、相手の方が上でした。

日本の守備戦術上、最終ラインに人数をかけて5バックとなる 可変機構は1対1で劣る日本にとっては良いと思いますが、 セカンドボールを前向きで拾われ続けたら、相手は人数をかけて攻めることができますし、 逆襲されるリスクも少ないので、得点の機会ばかりを提供しているようなもの。

トルシエの頃は両サイドを最終ラインに加えての5バックで、 ボランチがセカンドボールを拾う守備戦術でしたから、 サイド攻撃には弱かったのですが、今の日本代表は真ん中から崩されているので、ボランチが下がりすぎない戦術にすべきではと思うのです。

選手交代のタイミングでも後手を踏んでいました。 遅いと思うんですよね、20分くらい。 交代枠はしっかり使っていただきたい。 相手の途中出場の選手に、やはり走り負けてましたし。

私だったらば、柴崎をもっと前に。 守備時には最終ラインに柴崎は入れない。 そもそも柴崎を守備的には使わない。

などで下がりすぎないか、下がりすぎても2次攻撃はケアする。 もちろん、選手のコンディションはこちらではわからないので、 人選などは何とも言えないのですが。

最後に今大会の審判団について。

Jリーグを裁く審判に比べれば、 不公平なジャッジはそれほどなかったように思います。 というか、Jリーグの審判のレベルが低すぎて、 日本代表を強化する以前に、審判団の強化をしていかないと、 世界では戦えないと思っています。

コレ、Jリーグの審判なら笛鳴らすのになぁ・・・。

という感覚を払しょくしないといけません。 それがわかっているから、森保監督は海外組を先発にしたように思えます。

ただ、VARをやたら多用し、
せっかくVARを使ってるのだから反則としなきゃな
というAFCの大人の事情が見えてしまうジャッジだったなと 試合を見ているこちらとしては感じました。

そういう点で、アジアの審判もまだまだだなぁと、 私よりも海外のメディアが感じているようですね。

とにかく繋ぐサッカーが大好きな森保監督。 広島では長期に渡って好成績を収めましたが、 最後は他のチームに対策されて、下位に沈んでしまいました。 そんなサッカーを、今の日本代表でも行っていることが今回わかりました。

アジアでも一応通用しましたが、前からグイグイくるプレスにやはり弱く、 ディフェンス陣のボール回しに見ているこちらがヒヤヒヤしてしまう、 安木さんもヒヤヒヤしていましたね。

今回はほぼBSで観てましたが、ハーフタイム中に対戦相手の国を紹介する コーナーがありました。

あれで、オマーン大使館で「コーヒー」が紹介されたときには、 私、一番ヒヤヒヤしました。 まぁ、大使館の人よりコーヒーを紹介した留学生の方が日本語が上手だったので、 何ごともなかったのですが。

最後はいつものテイストに戻ってしまいましたが、 長々と読んでいただいた方、いらっしゃいましたら、 全力で感謝の意を伝えます。 本当にありがとうございました。

あなたが是非、監督をやってください。
森保で4年はきっと・・・ないでしょうから。