ふにゃふにゃフィロソフィー

真の父親とは、男とは何かを考えるブログです。

JAROさんコイツマルチです

ウソ、大げさ、まぎらわしい。

嘘つき「ウソぴょん」。
大げさな「コダイ」。
まぎらわしい「まぎらワシ」。

日本広告審査機構の新しいキャラクター。

「ウソ、大げさ、まぎらわしい」というフレーズは、 1992年以来の復活フレーズということで、 私のようなロスジェネ世代には「なつかし~」 と思うのではなかろうか。


日本広告審査機構とは。

語ってしまうとなんだかアレなので、 カンタンに言うと。

テレビやラジオなどでウソの広告や、誇張した広告、他社製品と混同してしまうようなまぎらわしい広告による苦情などを受けつけ、審査をし、広告主に対して改善を求める。

あるよね、そんな広告。
ソレに対して、
景品表示法に抵触してまっせ。」とか、
「それは大げさじゃないっすか。」とか、
警告をする組織なのだが、
ウソ、大げさ、まぎらわしい
なんて、現代ではおびただしい数があるじゃないか。

特に「ウソ」と「大げさ」。

私もね、ブログをやっている者の端くれとしてたいへん言いづらいのだが、
おびただしい数のブログ、ツイッターが特に顕著だと思っている。

まぁ、私なんぞも
体臭が焼きたてのクロワッサンの香りなのさ
とか言っちゃってますし、バリバリのウソなんですが、かわいげがあるっつーことで JAROさんには、へへっ、見逃してもらっているわけなんスよ。
※私は広告主ではありませんが。

f:id:hiderino-akihito:20190519203206j:plain

最近の、特に20代ではマルチ商法や悪質情報商材の被害相談件数が多いんだそう。

絶対儲かる!

とか、

月収100万の俺が言うんだから!

とかでホイホイ引っかかっているひとが多いということで注意喚起がなされていますが、 現代のネット広告のように、個人ブロガーやらツイッターやらが広告で儲けるために、

「ウソ、大げさ、まぎらわしい」

を撒き散らしている場合、JAROさん的にはどう動くのだろうか。

はてなブログの場合、運営さんに
「お宅のブログの誰々ってヤツ、あかんでぇ。」
と警告がくるのだろうか。

ベンチャー企業が乱立したときも、大手企業の名前に酷似した 社名にしてひと儲けした「まぎらわしい」企業がたくさんあった。

三菱自動社」とか、「リーマンブラザース」とか。 まぁ、訴えられてたけど。
※上にあげた2社の名前は私が考えた架空の名前ですが、 そんなノリのベンチャーは本当にありました。


いつの時代も怪しい儲け話の犠牲になるのは社会に飛び出した20代が多い。

私も20歳になったとたんに旅行券が当たり、セミナー合宿の参加資格が与えられたり、 レジャー施設使い放題権が頂けるチャンスを与えられたりしたが、 本当にあの手この手を使って様々な「儲け話」が舞い込んできていた。

残念なのは、現代の相談被害件数のグラフに、 我々40代や50代もそれなりに多くのパーセンテージが記されていたことだ。

自分が若いころ、散々マルチにうんざりしたにもかかわらず、 いい歳こいてまだ儲け話にひっかかっているのである。

よぉく考えたらわかるが、 本当の儲け話はひとには教えたくないものだ。

どうしても合理的に考える癖が染み着いてしまっているのか 「損して得取れ」という駆け引きを現代人はしないし、できないらしい。 マルチに引っかかってひたすら「得した気分で損するだけ」を選択してしまう。

だからいつまでたっても
残業するしない、飲み会するしない、転職するしない、の「どうすればお得な人生か論争」が絶えないのだと思う。

人生のコツを自らつかむのでなく、
他人に教えてもらおうとする。
それも、有料で。

そんなものでコツなんかつかめるわけが無いから、 相談なんかしちゃったりして、相談被害件数グラフに世代別パーセンテージを加算させてしまう。

JAROは審査して「警告」のみ行う。
結局身を守るのは自分しかない。

そして自分の為に闘うのも、
やけに勇ましい周りのひとではなく、
弱っちい自分しかいないのだ。

written by 日照ノ秋人 
若い世代に大人気のアノひとたちも、 90年代マルチのにおいがする。


こちらもどうでしょうか。

hiderino-akihito.hatenablog.com