私の妻「奥方」こと奥方は、 どうぶつの森が好きすぎて非常にキモチワルイ。
任天堂スイッチ版「あつまれ どうぶつの森」が リリースだと発表されたタイミングで、 遂にブッ壊れた奥方をおもしろおかしく書こうと思っていたのだが、 ここ最近のめまぐるしい 「どうぶつの彷徨える森感」のおかげで、 なんだかわからなくなってしまったのだ。
なので少しずつ時系列でおさらいしていこうと思う。 そうしないと、今の奥方の精神状態が私には理解できないと思ったから。
我が奥方が狙うは本体にインストールされた 「どうぶつの森モデル」の同梱版スイッチであり、 ソフト単体ではない。
それが余計にややこしい。
発売日が決定して壊れ始めた
2020年3月20日。
発売日が決定した日、ニンテンドーダイレクトを見た翌朝には既に奥方は壊れていた。
発売日延期のリリースから情緒不安定になっていた奥方に、 どーせ延びに延びて2020年のGW頃じゃないの? とテキトーなことを言って面白がっていた私だが、 3月20日と決定するや鬼の首を取ったように ドヤッ!3月やッ! と関西人でないのに関西風味を醸し出し、 必ず発売すると確信している「同梱版」に狙いを定め、 パートに勤しみ始めた。
同梱版は奥方の想像通りリリースが決定し、 自らを「どうぶつの森マスター」などと謳い、 日めくりカレンダーをめくるように日々を送っていたのだが・・・。
新型コロナウィルスの影響
マスクを転売。
トイレットペパーンを転売。
ティッシュペパーンを転売。
相次ぐ転売バカの横行に我が家のマスクも春節の前日に適量を買っておいたのに底をつき始め、
どうしよっかな~と多くの人がお悩みの中我が奥方は
どうぶつの森があぶない
などと青木ヶ原樹海を知る団体職員のようなことを言い出した。
何を言っておるのだと私は思っていたが、 どうぶつの森を形成する部品やらが中国で作られているのではないかと、 急にリアルなことを心配し始めたのだ。
私は夫として、
大丈夫。中国の部品使ってたらゴマ油のにおいがするから。
と、とんでもない偏見を駆使して奥方の精神安定に努めていたが、
ゴマ油にツッコむこと無く4000年の歴史に立ち向かおうとする奥方。
転売バカよりも憎むべき中華人民共和国とエビチリなんである。
※奥方は辛い食べ物と海老が嫌い
一方的に敵意を向ける奥方になす術無しの私。 その時まだ、中国での生産だから同梱版のリリースは遅れる という発表は無かったのでよかったのだが・・・。
同梱版は予約すら抽選
いまだによくわからないのですよ。
予約する権利を抽選で決める
という量販店のシステムが。
応募した数で生産量を決めたい生産者側の都合だと解釈しているのですが、 知ったところで国内ではすぐに作れないなら意味無いし、 なにより奥方を含めた「どうぶつの森ファン」には「転売バカにエサを与えてどうする」 と思われてしまうことに任天堂は何故わからないのでしょうか。
しかも「権利」だけ。
大方の予想通り、権利を手にした転売バカによる5万円から12万円での転売行為が既に横行し、
奥方の怒りはついに頂点に達した。
※権利を手にしていない状態での出品もチラホラ。
グヘヘ、中国のみならずメルカリ、ヤフー、転売バカ、 任天堂を△〇●■×▽(自主規制)してやる!
と、とんでもないことを言い始めた。
任天堂を△☆●★×(自主規制)したら、
リリースそのものも無くなるのにぃ!
権利を手にするべくエントリー
これを書いている今、とりあえずエントリーだけはしているようで、 手に入れたら転売してみたら? とうっかり口にしてしまった私。
烈火のごとくどうぶつの森マスターの怒りを買い、
どうぶつの森ファンたるもの転売などご法度!
などというよくわからないことまで言い始めた奥方。
自分が手に入れる事よりも、 自分が儲かる事しか考えない奴らの手に渡る事への憤りの方が大きい今。 今回の販売方法は多くのファンを敵に回すと思う。
私はどうぶつの森ファンではないので、 さらに任天堂が失墜するように「あつまれ どうぶつの森」が 恐ろしくつまならなくてファンが納得しない程度であってほしいと心から思っている。
製作者やファンには大変申し訳ないのだが、
人間の怒りとは山になればその大元にふりかかる。
転売で言えば転売バカにふりかかる。
ではどうぶつの森はどうか。
しかと喰らうのは任天堂。
ファンを落ち着かせるために同梱版リリース延期を英断できなかった任天堂には、
数年後のしっぺ返しが見えているだろうか。
全ては新型コロナウィルスの影響なのに、 既に敵意を向けられているメーカーのふにゃふにゃの決断力から私は目が離せないのだが。
written by 日照ノ秋人 どうぶつビスケット食べたい。
どうぶつの森が待ちきれないアナタ。 この記事で書いた本には「移住の実態」が書かれていますよ読みましょう。
hiderino-akihito.hatenablog.com
以前奥方がどうぶつの森で取り乱した話