胎教グッズのひとつに、アメリカで長年研究されてきたという代物、「ベビープラス」というものがあります。
私の奥方は妊娠後、胎教グッズを調べ始め「ベビープラスをやりたい」 と言いました。
我々夫婦はそれを導入し、現在こどもは小学生になっているのですが、いまだに販売されているものなので、使用レポートとして書くことにしました。
みなさん、子育てしてますか？
日照ノ秋人です。
モーツァルトはどうだろうと奥方に言ったところ、「ワタシ、モーツァルトキライネ、ムカムカスルネ」と言われてしまい撃沈しました。（妻は日本人です）
ベビープラスの紹介
心音が鳴るというスピーカー付きの機械をおなかに専用ベルトで装着し、1日2回おなかの中のこどもに音を聞かせます。
音は数種類あり、「何日目からはこの音」といったプログラム（自己管理ですが）に則って毎日行います。
おなかのこどもは自分の母親の心音と、
ベビープラスによる心音の様な違う音を聞き、「この音違うんじゃね？おれっちのママっちの音はこっちの音だ」と聞き分けることで脳を鍛えるというものです。
ベビープラスの効果とは
生まれてくる子供になにかしらの効果が加わっているというのがベビープラスの売り文句です。
ほかにも詳しく書かれているブログなどがありますので、当ブログではちょっと変化をつけて書きます。
私、普通が苦手なんです。
以下、何かしらの効果
1.眠れない夜なんてない！寝つきはサイコー！朝まで起きない！
2.感受性は豊か！好奇心は旺盛で、来るもの拒まず！
3.立ち上がるまでの一連の成長（首すわりなど）が早い！わが子天才！
4.声出し、しゃべり出し、とにかく早い！どんどんしゃべる！
5.記憶力MAX！研ぎ澄まされた集中力はまさにおとなのソレだ！
6.イヤイヤ期なんてない！すべてを受け入れる寛容さを持っている！
ほかにもいろいろうたい文句はありますが、こんな感じ。 ・・・なんで私が書くとうさん臭くなるんだろうか・・・。
わが子の検証結果（私の奥様の感想含む）
寝つきはとてもよく、夜泣きはほとんどありませんでした。 夜中に起きてしまうこともありましたが、夜泣きで困ったという経験は無い、ゼロです。 よく眠るは今でも継続中なので、よく寝る子になっているのは事実です。
立って歩きだすまでは、めちゃくちゃ早かったです。 それどころか「歩く」を飛び越して「走る」を最初から身に着けていました。
まぁ、それが原因かもしれませんが、自治体の定期的なカウンセリングで 「異常な発達が見られる、自閉症かも」という診断がされ、経過観察ということになりました。 ※結局、自閉症とはなりませんでした。
言葉を話すのも異常な速さでした。それでまた自閉症では・・・といわれました。
記憶力と集中力はともにあり、イヤイヤ期もありませんでした。
イヤイヤ期については我々親が拍子抜けしてしまい、本当に「イヤイヤ期」なんてあるの？という感じでした。
特に集中力はすさまじく、ちいさいサイコロを5個積み上げるという 自治体カウンセリングの検査を、速攻で積み上げてしまい、自閉症なのではと・・・。
どうもその検査、時間内に5個積み上げるのは幼児には相当難しいらしく、簡単に積み上げたのは わが子だけだったようです。でも、結果「異常」と言われてしまったのでショックではありましたが。
このように見てみると、効果アリと考えてもいいような気がしますが、 ベビープラスを使わなくても、変わらなかったんじゃないかとも今では思えます。
私が疑問に思ってたこと
そもそもショボいスピーカーから出た音が、おなかの中の更に水の中にいる子供に 聞こえるのかと思っていました。
もっと低音で体に響くスピーカーなら
「聞く」ができなくても「感じる」ができるので
こどもの脳に影響はあるのかなと思ったのですが、そんなことを考えてしまうくらい、
ベビープラス本体の「安っぽさ」に価格がつりあうほどの凄みがありません。
値段を調べるとわかりますが、お手軽なプライスではありません。 私は男ですので、購入し現物を見て「これは・・・あのー・・・だまされたのでは」と思ってしまいました。 おとこって、ヤ～ね。
ベビープラスを使用した妻が語る買ってよかったこと
1日2回、毎日おなかの中にいるこどもに音を聞かせるのですが、そのあいだ体をリラックスすることを 意識していたようです。（装着時は何をやっても良いとのことですが）
日課になるころには、ベビープラスの音をきくだけで「うたたね」するようになり、
ベビープラス＝超リラックス
という、胎教にとって良い母親環境づくりが出来上がりました。
結局それが、寝つきが良いということにつながりました。
それだけでなく、出産後わが子にベビープラスの音を聞かせるだけで寝てしまうことがわかり、 我が家にとっての「寝かしつけ先生」として、出産後も存分に活躍していただきました。
マトメ
リラックスすることがとにかく胎教のポイントで、モーツァルトをはじめ様々な手法も 全て「母体安静」の観点に基づいています。
私の妻のように、ベビープラスの音で
リラックスできたのなら、胎教マシンとしては
効果ありと言ってもいいような気がします。
もちろん、それに代わるものがあればベビープラスに限った話ではないんですが、 値段が値段だけに、「これのおかげ！」と自分たちの判断を正当化してしまっているような感覚もあります。
私が上で書いたように「だまされた」感は払しょくできませんが、出産後の「寝かしつけ先生」としての ベビープラスの働きは、特筆すべきものでした。
それでも、こどもの能力にとって影響があったかと言われたら、結局はわかりません。
なので、ベビープラスを勧めるか・・・
と言われたら。
「奥様がやりたいというのなら購入すべき」
と答えます。
こどものためというより、妻のためです。
おなかの中で育むのは妻ですからね。
オマケ
その後、私の奥方はベビープラスを「ベビーオフ」に売却しに行きましたが、 買取価格「20円」だったそうです。 だれかに差し上げればよかった・・・。
こちらもいかがでしょう。
hiderino-akihito.hatenablog.com
